
―私たちの特長―
女性たちの“買う理由”は生活の中にある。
それを、理論と生活実態データから読み解く。
1990年創業以来、一貫して女性たちの生活に向き合い続けてきました。中でも定点的なインタビュー調査を通して積み上げてきたのは、数字に表れない「なぜそれを選んだのか」という深い理解です。とくに、女性たちと交わされる言葉や提供写真からは、AIや単純なデータ分析では見えてこない“選択の決定打”が含まれています。私たちは、それを丁寧にひもとき、可視化します。
なぜHERSTORYは、理由を発見できるのか?
―分析と実証に基づく、4つの根拠 ―
1. 男女で異なる購買行動研究
17年間にわたり「男女の購買行動診断調査」を継続的に実施してきました。その結果、購買プロセスにおいては性別による意思決定基準の差が明確であることが実証されています。
男女の視点の違いを理解することは、よ り効果的な商品設計やプロモーション戦略の立案に直結します。

2. 女性を人生の交点で分類する独自の分析法
女性の行動を「年齢」や「家族構成」などの断片的な属性ではなく、「ライフコース(仕事・家庭)」と「ライフステージ(年代)」の交点で捉える独自の“交点クラスター”で分析します。
この10クラスターは、似た価値観や行動傾向を持つ集団として構造化されており、生活者のリアルな“選び方”や“買いたくなる瞬間”を明らかにする土台となっています。

3. 全国2 万人の女性モニターから、生活実態を把握
私たちは誰が買うかだけではなく、どう使われているかを見ています。
全国2万人規模の女性モニターと共に、日々の暮らし・行動・選択の背景を定点的に観察しています。毎月のインタビュー、写真提供、座談会などを通じて、単なるデモグラでは拾えない“日常のリアル”を把握しています。この積み重ねが、生活者の言葉で語れるマーケティングと提案につながっています。
▼モニターの性別/居住地域分布



▼モニターの性別/居住地域分布

4. 女性の無意識を可視化する「6つの価値」分析モデル
女性が商品やサービスを選ぶ際に重視するポイントには、無意識ながら一定の傾向があります。
30年以上にわたる定性・定量調査を通じて、その傾向を「6つの価値」としてモデル化してきました。このフレームは、品質や価格といった機能面だけでなく、感性・社会性・持続可能性などの視点を含むため、女性に「選ばれる理由」を多角的に捉えるための実践的な分析手法として活用されています。
さらに、6つの価値をスコア化・レーダーチャート化することで、生活者が商品やサービスに抱く印象や評価ポイントを“見える化”し、開発・販促・ブランディングにおける改善点を定量的に導き出すことが可能になります。


5. HERSTORYの知見を支えるフェロー陣
調査・分析は、社内研究チームに加え、女性の暮らしや身体、価値観に精通した多様な分野の専門家(特別フェロー)と連携して行っています。医療・社会学・生活文化などの専門知見を活かし、日々変化する女性の行動や意識を多角的に捉え、企業の企画や戦略に活用できるかたちで体系化しています。
