top of page

Home > コラム >

会員4倍!女性キャリアスクール「SHE」 定額・学び放題・自由チョイス転職・副業に人気の20職種をサポート体制で卒業まで支援

会員4倍!女性キャリアスクール「SHE」 定額・学び放題・自由チョイス転職・副業に人気の20職種をサポート体制で卒業まで支援

会員4倍!女性キャリアスクール「SHE」 定額・学び放題・自由チョイス転職・副業に人気の20職種をサポート体制で卒業まで支援

2021年8月10日

女性視点マーケティング

女性トレンド総研

ミレニアル女性たちに実践スキルが獲得できる講座を提供、キャリアアップを支援するコミュニティブランド「SHE」の勢いが止まらない。オフライン・オンラインを並走させた講座はコロナ禍を追い風に受講登録者数が4倍に増え、今後はテクノロジーを大胆に取り入れて「女性の人生全般を伴走」するライフコーチングを加速させるという。SHE株式会社の代表取締役CEO/COO、福田恵里氏に、その戦略を伺った。


SHE株式会社代表取締役CEO/COO

代表取締役CEO/COO 福田恵里

大阪大学在学中、サンフランシスコ・韓国に留学。学生時代に初心者の女性向けのウェブデザイン講座を立ち上げ、300名以上が受講。2015年リクルートホールディングスに新卒入社し、ゼクシィやリクナビのアプリのUXデザインを担当。2017年4月、26歳の時に、ミレニアル女性向けのキャリア支援を行うSHE株式会社を設立。主要事業である「SHElikes」は累計受講者3万名を突破。2020年に同社代表取締役/CEOに就任。現在は一児の母。


 

目次


1.4年間で累計受講者数は3万人超コロナ禍が追い風、会員数は4倍に

2.掛け算で「普遍」を「ユニーク」にロールモデルの存在はモチベーションに

3.コース終了後も業務斡旋や転職支援オン+オフライン講座で自由度アップ

4.熱狂を科学し、再現性を高める

5.インタビュー

 

■4年間で累計受講者数は3万人超コロナ禍が追い風、会員数は4倍に


SHE株式会社は「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きる世の中を作る」をビジョンに掲げ、未来に悩むミレニアル女性たちが理想の姿を見つけ出し、スキルアップができるキャリアスクールコミュニティブランドです。主要事業は20の職種をつまみ食いしてスキルアップが図れる「SHElikes(シーライクス)」で、サービスの受講者は2017年4月の設立以来、累計3万人を超えました。定額で学び放題、学び方もオンライン・オフラインを自由にカスタマイズできることが特徴です。ライティングやマーケティング、動画編集、ブランディングといったコースがあり、例えば私が講師を務めるWebデザイン入門コースは未経験者もPhotoshopを使用したデザインやコーディングの知識を学び、Webサイト制作の基礎を身につけることができます。2020年4月の緊急事態宣言発令後は体験レッスン参加者が前年同月比で2.6倍、9月には会員数が4.2倍になりました。2019年9月のオンライン化、学習ニーズの高まりや大手企業の副業解禁などが追い風となりました。

会員の9割が20~30代のミレニアル世代の女性
会員の9割が20~30代のミレニアル世代の女性


■掛け算で「普遍」を「ユニーク」にロールモデルの存在はモチベーションに


「好き」を趣味で終わらせず、仕事にできるまでサポートするこの会社を設立したベースには私自身の体験があります。学生時代、英語を学ぶため留学したサンフランシスコで多くの起業家やエンジニアに出会い、猛烈に憧れました。帰国後、独学でデザインやプログラミングを学びつつ勉強会に行くと男性ばかり。女性がいないことに課題を感じました。女性はアイデアは豊富でも、実際に「形」にする時に必要な技術に対して苦手意識を持つ人が多いです。固定概念などに捕らわれ、自分の可能性に自分で蓋をする人達を花開かせたい思いもあり、大学時代に同世代のミレニアル女性がテクノロジーを楽しく学べる講座を開設。企業経験を経て、当時はまだ少なかった「女性×ビジネス」の視点でスキルやキャリアをアップできる学びの場としてSHEを設立しました。
ビジョンに掲げる「自分にしかない価値」は、様々な属性やパーソナリティ、得意分野などを掛け算することで、普遍的だったものをユニークで唯一のものにできると思っています。でも、それは一人ではなかなかできないこと。そこでSHEでは、様々な職種や技術をつまみ食い体験しながら選択肢を増やす発散のフェーズと、取捨選択しながら自分のキャリアの解像度を高め、理想のキャリアを明確化する収束のフェーズを体験できる仕組みを作っています。女性にとってはコミュニティとロールモデルの存在がモチベーションになるという肌感覚があったので、挫折しない仕組みとして月に1回のグループコーチングでコーチと目標やなりたい姿への進捗確認することでモチベーションを保ち続けられるようになっています。コミュニティで成功体験、代理体験、言語的説得の三要素を体験することで、エフィカシー(自己効力感)が高められます。小さな成功体験の積み上げ、同世代の成功を間近見る代理体験、「それイイね!」などのポジティブな掛け合い、つまり言語的説得を繰り返すことで「私ならできる」という自信が育ちます。SHElikesの講師はプロフェッショナルであり、ロールモデルとなる女性たちなので、「私も変われるかもしれない」という気持ちを醸成し、場の熱狂度が上がり、人が集まることでパワーが生まれています。


■コース終了後も業務斡旋や転職支援オン+オフライン講座で自由度アップ


さらにSHEでは、「一つのスキルを学んで終わり」ではありません。プロとして成長、活動するまでには数年単位の時間がかかったり、理想に近づくためのマイルストーンやアウトプットを経験し、他者からのフィードバックを得て段階的にステップアップすることが必要です。コース修了生への業務斡旋や転職支援、コミュニティ内でのコンペ案件での練習など継続的なサポートがあることも、LTV(顧客生涯価値)が長い要因になっていると思います。
当初、表参道と銀座でキャリアスクールを行いながらユーザーインサイトをリサーチしていて、通学型は拠点のキャパシティによってユーザー数が限定され、運営側も労働集約されるというデメリットを感じるようになりました。そこでオンライン化に踏み切り、SHEの強みであるコミュニティの存在と両立させる方法としてオフラインとのハイブリッド型モデルが誕生。2020年には名古屋にも拠点を開設しました。私自身は2020年に第一子を出産、最近は産休・育休中に参加してくれるママたちも増えていますし、居住地やライフスタイルに合わせてオン・オフの使い分けを自由にカスタマイズして、学びを進めてほしいです。コミュニティテックの開発を加速


全国展開の第一弾となったSHENagoya
全国展開の第一弾となったSHENagoya


■熱狂を科学し、再現性を高める

創業時は2人だった社員は30人を超え、いくつもの壁をチームで乗り越えてきました。コース卒業生の約6割がデザイナーやエンジニアにキャリアチェンジを実現し、副業を始めたり、本業でキャリアアップした方も多いです。5年目からは、女性のライフイベント全般に寄り添うライフコーチングカンパニーとしてコミュニティ体験を強化していきます。2020年に資金調達を行った総額4.4億円を活用して、コミュニティテックの分野を加速させます。コミュニティの熱狂を科学し再現性高く展開するためのテクノロジーに投資する予定で、具体的には個人の経験や感性などに頼っていた受講者と講師のマッチング自動化や商材のパーソナライズ化等、あらゆるコミュニティ体験の最適化を図ります。さらに今年は日本初のフルオンラインで、トータル美容をプロデュースするコミュニティサービス「SHEbeauty(美容領域)」と、理想のキャリアや人生の実現に不可欠なお金の知識の獲得を目指すサービス「SHEmoney(金融領域)」を始めました。これからもユーザーの声を聞きながらよりバーティカルに、ニーズに対する深いコンテンツを共創して、多くの女性の人生に寄り添っていきます。


コミュニティ内のライフログや行動データを元に、あらゆる体験の最適化を行う
コミュニティ内のライフログや行動データを元に、あらゆる体験の最適化を行う


■インタビュー


Interviewer 株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役 日野 佳恵子
Interviewer 株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役 日野 佳恵子

SHElikesのことを知ったのは、 実は社内スタッフが人事異動を申し出てきたことからだった。営業部だった女性が、web制作部に異動したいと相談をうけた。コロナ禍でリモートワークが中心となり、これからの仕事のスタイルを考えたときに、小さな子どもが家にいることもあり、web制作を学びたい、という説明だった。そこでSHElikesというところで勉強を始めたとのことだった。代表の福田さんは、彼女自身も将来について考えたときに、学ぶ場の少なさや、女性たちの悶々としている現状に気づき、このサービスを思いついたという。海外経験も活かされていた。もっと自分らしく、やりたい仕事が切り開ける仕組み。それがSHElikesだ。コロナ前にすでに地方向けも含めてオンライン化を進めていたタイミングも強かった。時代と流れをミカタにして、福田社長の将来プランは大きく拡がっていた。


 


日野佳恵子

株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。


bottom of page