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JD・JKのマーケティング集団「トレキャ」 女子高生・女子大生たち、Z世代がマーケティング活動。 経験こそがインセンティブ

女子大生(JD)・女子高生(JK)の等身大のトレンドやリアルな行動を独自調査し、企業にコラボレーションを提案、 イベントなどを開催するマーケティング集団「Trend Catch Project(トレキャ)」の活動が活発だ。

「Z世代に経験の場を提供したい」と語り、ミレニアル世代として見守るRooMooN株式会社の代表取締役、 浜内久乃氏にその思いと現状を伺った。

RooMooN株式会社 代表取締役

浜内 久乃

新卒で広告代理事業の営業を担当後、ZOZO・マイナビ・DeNAにてデジタル・マスのプロモーション全般に携わる。2017年からC Channel株式会社で広報を担当。2020年4月にRooMooN株式会社を設立、代表取締役就任。企業の広報PRやマーケティング、コミュニティづくりの支援、トレンドメディア運営、インフルエンサーマネジメントなどを行なっている。女子大生・女子高生マーケティング集団「Trend Catch Project」主宰、「戦略広報を目指す会」主宰。

  Trend Catch Project 🐈🐾|note 女子大生・女子高生マーケティング集団「Trend Catch Project(トレキャ)」の公式アカウントです🐈🐾リアルなトレンド発信、女性のキャリア支援🎗メンバー募集中!お気軽にご相談くださいね💓https://twitter.com/trendcatch_pj note(ノート)


目次[非表示]

  1. 1.女子大生がトレンドを発信 インスタフォロワーは1年で3.5万人
  2. 2.プロジェクト始まりの思いは 「女の子の夢、叶えます」
  3. 3.「経験を積める場」だから集まるみんなで作ることがモチベーション
  4. 4.「個性」を大事にするZ世代愛を持ち、一緒に進んでいきたい
  5. 5.インタビュー

女子大生がトレンドを発信 インスタフォロワーは1年で3.5万人

新型コロナ以前のリアルなミーティング風景

RooMooNの会社事業の一つとして運営している「Trend Catch Project(トレキャ)」は2018年10月に発足した女子大生・女子高生のマーケティング集団です。若年層女性の価値観や敏感なトレンド意識を活かした企業様へのマーケティング支援やSNSを通したトレンド情報の発信などを行っています。

2021年4月現在のOGを含めたメンバーは約80人、毎週オンラインで集まる現役メンバーは約20人です。トレンド部とソーシャル部の中に、PR、企画、クリエイティブ、渉外、トレンド部にはメディアのグループもあり、自分たちで立てた年間スケジュールに沿って自主的に活動しています。これまでに、クリスマスの過ごし方、 バレンタインや飲食店利用、コンビニスイーツ購買などの実態 調査や、女子大生がリアルに愛用しているベストコスメのランキング発表とヘアメイクアップアーティストをゲストにお招き してのイベントなどを実施。それらの調査結果やイベントの様子については担当メンバーがトレキャのnoteのマガジンや公式Instagram、twitterなどで発信するほか、RooMooNがメディア向けにプレスリリースを配信し、後方支援的に情報を拡散して います。

また、現役女子大生がリアルに役立つトレンドを鏡のように映し出すInstagram「trendmirror_jp」は昨年4月から「日焼け止め 総選挙」「簡単おうちカフェ」「モテパジャマ特集」「エモい逆光 フォト」など、毎日更新を続けてフォロワーが3.5万人になりました。この数字は担当メンバーの大きな自信になったと思います。


プロジェクト始まりの思いは 「女の子の夢、叶えます」

公式SNSは日々更新され、Instagramアカウント「trendmirror_jp」では1年でフォロワー数3.5万人を突破

私が前職のC Channel株式会社で運営した「イエロープロジェクト」が、トレキャの母体となっています。女性向け動画メディアを運営するC Channel株式会社の広報として、もっと自社を知ってもらうためにはターゲットとなる女子大学生や高校生がイベント運営などやりたいことを通してスキルアップする中でC Channelについて発信してくれたら浸透できると考えました。そこで、「女の子の夢、叶えます」をスローガンに、女性向け成長支援のプロジェクトを立ち上げました。メンバーが熱量と愛を持って活動してくれたことで様々な企業様からコラボレーションの声掛けもいただくようになりましたが、会社がプロジェクトを継続できなくなりました。でも私は彼女たちと別れることは考えられなかったので会社と話し合って独立を決め、円満に退社。2020年4月にRooMooN株式会社を起業し、「トレキャ」と改名して活動を展開してきました。


「経験を積める場」だから集まる
みんなで作ることがモチベーション

毎週土曜日午後にオンラインで行う活動は自主参加ですが、出席率はかなり高いです。その理由は、みんなで一緒に何かを作り上げたり、普通はコンタクトが取れない有名企業などとコラボレーションするなどの経験を積めることがモチベーションにあるからです。トレキャはコミュニティであり、ソーシャルな場所なので活動においては、基本的にお金を貰わないし、払いもしません。大学生が高校生よりも多く、エリアを超えてネットワークが広がっていることも特徴です。メンバーたちは非常に優秀でビジネスへの意識が高く、学年を超えて仲が良く、自発的に行動できる学生ばかりです。

ただ方向性としては、意欲があって仕事ではそれなりのポストに就きたい人と、自分が好きなことが分からないから様々な経験を積んでやりたいこと、好きな職業を見つけたいという二つがあります。そこで、常に声を聞きながら求める経験を提供しています。例えば、企業に企画提案するときは、なぜその企業を選び、何をどうしたいのかを徹底的に考えます。その「考える過程」に大きな意味があるのできちんと企画書を作り、公式の窓口からメンバーが申し込みます。私は学生時代、教員を目指していましたが、一度社会に出ようと考えて広告業界に入ったところマーケティングが大好きになり、幸運にも数社を経験しながら学生たちに出会いました。メンバーの自主的な活動に任せながら、企画提案のコツやアポイントを取るときのメールの書き方などを教えたり、活躍の場を増やして経験値が上がり、成長を促せるよう心がけています。


「個性」を大事にするZ世代
愛を持ち、一緒に進んでいきたい

ミレニアル世代の私たちとZ世代の違いを感じることはあります。私たちは、例えば服装をジャンルで分けて「共感」を大事にしますが、Z世代はジャンルでくくらず、「私はこれが好き」と個性を大事にするようです。そして世の中の情勢を敏感に感じとり不安を覚え、自分に自信がなかったり、腑に落ちないことには不満や疑問を持つ子が多いようです。社会に出ると多くの職場に上司、中間層、若年層と三世代がいるので、個性を理解し、お互いが補いあって「チーム」が強くなればいいと思います。そうすれば、企業内で各々が個人の力を発揮できるのではないでしょうか。

これからは、自分の関わる企業や個人など、誰かの夢をかなえる「力」になりたい。そして、愛情を持ってできることしかやらないと決めています。綺麗事かもしれませんが、自分の会社や提供するサービスに愛がないとどんなに広報してもバレるし、説得力もありません。トレキャの学生たちがやりたいことや好きなことを見つけて、楽しく経験を積んで行くことを願いつつ、良い点を伸ばしていってあげたい。JD・JKのパワーをマーケティング施策に活用したい企業様は、ぜひお声掛けください。会社としてはトレンドメディア運営、インフルエンサーマネジメントなどの案件増加に伴い社員を1人増やします。会社を大きくしたい気持ちはありませんが、仲間は増やしたい。仲間と一緒に、よりたくさんの人に幸せを広げるために進んでいきます。


インタビュー

Z世代の動向を聞くため、女子高校生、女子大学生のマーケティング集団を率いるRooMooN株式会社の浜内さんにお目にかかった。とても柔らかな雰囲気で、いわゆる女性起業家という強さがない。新時代の経営者だな、と感じた。JD、JKといわれる彼女たちは、私から見れば、すでにデジタルネイティブ世代で、欲しい情報は自由に膨大に手に入る。それぞれが個々にしたいことをしたいようにするイメージもあり、マーケテイングという分野でどんな風に束ねているのか、ということにも興味があったが、そのこと自体が無意味な考えだった。束ねている感はなく、マーケティング活動を体験する場。それは文化祭のような活気と、体験学習のような雰囲気がある反面、しっかりと企業と彼女たちが仕事を行っていた。インセンティブは体験であり、社会に出たときに活かせる自分たちの魅力であり価値になる。「経験と時間」を得る価値がZ世代のキーワードと改めて感じさせていただいた。浜内さんの動きにもウォッチし続けたい。

Interviewer
株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役
日野 佳恵子



▼本記事に関連する女性消費者動向レポート

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日野佳恵子
日野佳恵子

株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

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