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女性は色に敏感⁉男女の視覚の違いから攻略
女性は色に敏感⁉男女の視覚の違いから攻略
2017年9月1日
女性視点マーケティング
女性トレンド総研
突然ですが、女性を惹きつけるお店づくり出来てますか?
例えば、デパート1 階の化粧品売り場には、さまざまな色の口紅がズラリと並んでいる。女性は本当にこれを見極めて購入しているのか疑うぐらいだ。
解剖学者エドウィン・レパードの研究によると女性の網膜には質感や色彩に反応するP 細胞が男性よりも多く含まれる。
P 細胞によってさまざまな色や形を楽しむため、女性は花が好きだと考えられる。
一方、男性は動きと方向に反応するM 細胞が多い。
したがって、男性向け商品はお目当ての商品だと分かるようにスペックを表示し、店頭ではわかりやすく看板をつける必要がある(下図)。
一方、女性は口紅の色の微妙な違いを見分けて購入している。
察しの良い読者はおわかりだと思うが、女性を惹きつけるためには、質感や色彩を豊かに使う必要がある(下図)。
もし、お目当ての商品に一直線に誘導されている店作りであれば、色味や質感にこだわる店作りに変えよう。すると女性客の反応が面白い程変わるだろう。
日野佳恵子
株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。
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