
男女間の賃金格差は、縮小傾向。但し、男性の7 割程度
賃金格差は縮小。女性管理職比率は上昇。いずれも、ゆるやかに
男女の所定内給与額の格差は、長期的に見ると縮小傾向である。
2016 年の男性一般労働者の給与水準を100 としたときの女性一般労働者の給与水準は73.0。
前年に比べ0.8 ポイント縮小している。
なお、一般労働者のうち、正社員・正職員の男女の所定内給与額をみると、
男性の給与水準を100としたときの女性の給与水準は75.1 であった。
次に、上場企業の役員に占める女性の割合は、長期的に上昇傾向である。
2016 年は3.4%と前年に比べて0.6 ポイント上昇した。
管理的職業従事者※に占める女性の割合は、2016 年は13.0%であった。
就業者全体に女性が占める割合は43.5%で欧米諸国と大きく変わらない。
しかし、管理的職業従事者は、諸外国と比べて低い水準となっている。
女性活躍への理解は、急速ではなく、ゆるやかに浸透しつつあるといえる。
※「管理的職業従事者」とは、就業者のうち、会社役員、企業の課長相当以上、管理的公務員などをいう。
HERSTORY REVIEW 2017年12月号 今月の気になる記事・データ