■「気分が落ち込む」「イライラ」「倦怠感」がベスト3 サポートビジネスが鍵
「ウェルビーイング(Well-being)」とは、心身ともに良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」とも翻訳される。企業では社員の健康面からウェルビーイングが注目を集めているが、一般女性たちへの認知度はどうなのか?実際の女性たちは社会的、身体的、精神的に健康な状態にあるのか?今ウェルビーイング実現のために何が求められているのか?を調査した。
Q.1 あなたはウェルビーイングという言葉の意味をどれくらい理解していますか?
※アンケート結果の詳細データは、トレンドセット「女性アンケート調査結果」をご参照ください。
Q.2 ウェルビーイングを知ったきっかけとなるものを全て選んでください。
(Q.1でとても理解している・なんとなくは理解している・名前を聞いたことがある程度と答えた方)
「テレビ」が最多で33.3%、「覚えていない」が25.7%、ついで「雑誌や書籍」が24.4%、「Instagram」が15.5%となった。認知拡大の手法としてはテレビを活用するのが最も有効と思われる(番組内での特集、特集番組の作成、TVCMなど)。年代別に見ると、20代、30代はInstagramも2割を超えている。40代以上になるとSNSよりも雑誌や書籍が増えるため、雑誌での特集や関連書籍のPRなども有効だろう。
Q.3 あなたは社会活動や家事育児などを行っていますか?当てはまるものを全てお選びください。
「家事をしている」が65.4%、「仕事をしている」が58.6%、「育児をしている」が29.3%となった。何かしらの作業に追われている女性が大多数で、それらを起因とする悩みは多く尽きることはない。その問題解決は重要であり、時短家電や代行サービスといった商品やサービスの需要がうかがえる。また、年代別に見ると、学生が多い10代や子育てが終わる50代以上はボランティア活動への参加が活発だ。
Q.4 あなたは日常生活に喜びや楽しみを感じていますか?
「喜びや楽しみを感じている」「どちらかというと喜びや楽しみを感じている」を合わせると75.3%。しかし、2割超は感じていないと回答しており、改善の余地は大きい。喜びや楽しみを感じるきっかけを提供することが、ウェルビーイングの普及につながるだろう。また、自分の取り組みが役に立っていると感じる人の方が喜びや楽しみを感じやすいことが調査から分かった。商品のファンコミュニティーなどを通して、消費者に活躍の機会を提供することは長い目で見るとライフタイムバリュー向上につながりそうだ。
Q.5 どのようなときに、喜びや楽しみを感じるか具体的に教えてください。
(Q.4で喜びや楽しみを感じている・どちらかというと喜びや楽しみを感じていると答えた方)
■掲載元
HERSTORY REVIEW 2022年11月号 Vol.64→詳しくはこちら
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