女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、女性消費者トレンドキーワードを発表しました。今回は、「2024年の漢字と生活に関するアンケート」から、女性たちが2025年に期待することが明らかになりました。
◆今月の調査背景
2024年を振り返り、年間を通して女性たちの意識や行動にどのような変化があったのか、何が象徴的だったのかを調査。その背景にある社会的な要因から女性たちのインサイトを探りました。
■ 調査概要
回答期間:2024年11月11日(金)~2024年11月17日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:15歳以上の女性647人
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ
協力:一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会
◆自然災害に悩まされた2024年。2025年は穏やかな日々の継続を願う声が多数!
Q.2025年はどのような年になってほしいですか?象徴する漢字を一文字でお答えください。
出典:HERSTORY REVIEW1月号
平穏な日々を連想する「穏」「和」「安」などの漢字は毎年上位にランクインするが、1位・2位が「平」「和」と世界情勢への不安が反映された2024年に比べると、「穏」「幸」「和」 「安」など穏やかな幸せの継続を望む結果となりました。自身やその周りの人が安定して穏やかに過ごしてほしい、という共感性の高い女性ならではの願いが顕著に現れています。
Q.2024年を表すと思う漢字を「一文字」教えてください。
出典:HERSTORY REVIEW1月号
ここ数年は夏の暑さが話題になりますが、それでも1位が「暑」になったのは今年が初めてです。震災やゲリラ豪雨、台風、暑さと自然災害に悩まされた1年だという印象の人が強い結果になりました。
◆2024年における女性たちの消費行動の特徴
Q.あなたがお買い物をするとき求めるものを上位5つまで教えてください。
出展:HERSTORY REVIEW1月号
2023年は1位が「節約できる・安い」、2位が「楽しい気持ちになれる」でしたが、順位が入れ替わりました。昨年から続く物価高に慣れたこともあり、単に「安ければいい」というわけではなく、「価格以上の価値」を感じられるものを求める女性が増えました。社会情勢は来年も大きく変わらないと予想されるため、この傾向は今後も続くと言えます。
◆女性の消費行動が示すインサイトは「リアルな体験」
出展:HERSTORY REVIEW1月号
自然災害を意識する1年だったことから備品・災害用品が「増えた」と約4割が回答。特にまだ自立していない子どもをもつママの防災に対する意識が高く、クラスター別でみると6割が増えたと回答しました。
また、今年は行動制限が無いにも関わらず、約4割が自宅で過ごす割合が「増えた」と回答しました。これは、旅行などのリベンジ消費が物価高により以前よりも割高になったことも要因の一つです。さらに、おうち時間がスタンダードになったことにより家で楽しむエンタメやコンテンツが充実しているのも自宅時間が増えた要因になっています。一方で、推し活や手間をかける手作りのものへの消費が拡大していることから、体験・リアルを感じることを大切にしている傾向が現れています。これはおうち時間の増加で飲み会などが減り、人間関係が整理された反動でリアルな体験により価値を感じる人が増えているからです。母と娘、夫婦、子どもなど体験を共有する相手は異なるが今後もこの傾向は続くと予想されます。そのため2025年は「リアルな体験をしたい/させたい」というインサイトに応える商品やサービスがヒットのカギを握ると言えます。
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