女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」2024年5月号にて、SNSにおける「バズ消費」に焦点を当てたトレンドレポートを発表しました。
◆2027年には利用者が1億1300万人にも。日本人のSNS利用の変化
2022年時点で日本のSNS利用者数は約1億200万人に達し、2027年には1億1,300万人に増加すると予測されています。10代から70代まで幅広い年代が高い利用率を示し、SNSは重要な情報収集ツールとなっています。コロナ禍を経て、特に短尺動画が若年層を中心に人気を博し、大きな話題を生み出すことが増えました。
◆SNSにおける「バズ消費」に注目
「バズ」とは、短期間で大量の注目を集める現象を指し、面白さや意外性、共感性が拡散の要因となります。近年、「バズ」は一般消費者から始まり、年代を問わず情報が広がるようになり、それによって商品が売れる「バズ消費」が注目されています。これは情報の共感性や消費者の価値観との強い結びつきにより生まれます。
◆SNSの影響を受けやすい若年層
Q.SNSでバズっている商品を購入したことはありますか。
15~24歳の単身女性、(プレ社会人※)は、SNSの影響を強く受けており、その75.4%がSNSでバズる商品に頻繁に接触し、それが購買意欲を高める要因となっています。一方で、年齢が上がるにつれて、SNSだけでなくテレビや雑誌など他のメディアも情報収集に利用するようになり、その結果、SNSでバズる商品の購入意欲は低下する傾向にあります。
※プレ社会人とは、15歳~24歳の単身女性を指す。
◆Instagramが情報収集の主要プラットフォーム。クラスター別に異なる情報源
Q.どこでバズっている情報を入手しましたか。当てはまるものを全て教えてください。
最新の調査によると、Instagramがバズる情報を入手する主要なプラットフォームとして、69.5%のシェアを占めており、視覚的コンテンツの強い訴求力が理由であることが明らかになりました。一方、テレビやYouTubeなど他の多様なプラットフォームも情報源として活用されており、効果的なマーケティング戦略にはこれらを組み合わせることが求められます。消費者は自身にとってより最適な情報源を選び、情報の多様化に対応しています。そのため、商品の魅力を伝えるだけでなく、ターゲット層から信頼を得られるような情報発信を続けることが、女性顧客との接点を増やしバズを生む鍵となります。
◆詳細記事は法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」5月号内に掲載
2024年5月号はこちら
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