|フェムテック関連サービスや商品の制作、新規事業創出の事例を学ぶ
今回もゲスト講師の話の前に、永田先生より「これまで協議してきたビジネスモデルの発表に向けた整理の仕方をいただきました。 ソーシャルコンセプトとして2社のサービス・商品はどのようなものを描いており、絶対に外したくない価値である「制約条件」はどのようなことを掲げているのか。
そしてそこからどのようなビジネスモデルになっているのかに着目して聞いてくださいね。
このアドバイスを受けてお2人のお話を聞きました。
|「産婦人科オンライン」サービスでの事例を学ぶ
ゲスト講師のお一人目は産婦人科専門医 公衆衛生学修士 株式会社Kids Public 産婦人科オンライン代表 重見 大介 氏に「産婦人科オンラインの事例」についてお話いただきました。
現在提供中の「産婦人科オンライン」サービスの開発背景・経緯、ビジネスモデル、苦労・課題など伺いました。
実際の利用者さんの声や本サービスを広めるためのオンラインセミナー等の実施や企業における福利厚生の導入など販促についてご説明いただき、最後に「産婦人科医」として商品企画をする際の3つのメッセージをいただきました。
「フェムテック」と「フェムケア」を意識・区別する重要性 ⇒特に「フェムテック」にはエビデンスが求められるため
女性の健康に変化があった場合は最終的に産婦人科受診が必要 ⇒プロダクトやサービスだけで完結する、という考え方は危険性を有するため
医療に近い分野では専門機関のガイドライン等を注視する ⇒制度などが変わることがあるため
講義後、プロジェクト参加者からは多くの質問が出ておりました。
|企業の新規事業創出について事例を学ぶ
お二人目はトッパン・フォームズ株式会社 研究開発本部 中央研究所 次世代商品開発部長 名和 成明 氏に「新習慣ヘルスケア ウェアラブル IoT わたしの温度」について印刷業界の企業であるトッパン・フォームズ社がなぜフェムテックに参入したのか、開発秘話や苦労などを伺いました。
トッパン・フォームズ社の新事業創出における社内の変革への課題やフェムテック普及の難しさについてお話しをしていただきました。
講義後には参加者からのご質問にもお答えいただきました。
|講義を受けてグループディスカッションを実施
後半はこれまで協議してきた「事業の4要素」を冒頭に説明した「ビジネスモデル」のフレームを活用して、ビジネスを尖がらせることについてレクチャーを受けました。
また、収益モデルの参考事例を受け、アプトプットの方法についてアドバイスをもらい、グループ毎にディスカッションに入りました。
次回は発表会前の最後の講座で模擬発表を行います。
【参加者からの声一部ご紹介】
講師のお二人の方のご講演はビジネスを知らない私自身目新しく勉強になることばかりでした。 いずれも提供する商品そのものではなく、商品を通して伝えたい思いや、変えたい未来がしっかりしていることが大切だと改めて学ばせていただきました。
女性のヘルスケア分野で実現したい世界に向けた、具体的なサービス開発への取り組みやその課題等についてお話いただけて、大変勉強になりました。
良いサービスや商品には+αや譲れないこだわりが不可欠であることを学んだ。
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