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  • 伊藤有佳 <特別フェロー一覧へ戻る ファッション/PR 伊藤有佳 1981年生まれ。2002年にレディースアパレルブランドで販売員として入社。 販売員として全国一位の実績をおさめたのち、PRへ異動。 PRでは、展示会運営から会社説明会、国内外でのカタログ撮影のコーディネート、WEB撮影のディレクションからコンテンツ作成、イベント運営、SNSを中心としたデジタルプロモーションなど、携わった業務は多岐に渡る。同社を15年務めたのち、2018年よりフリーランスに転身。 現在は、ファッションブランドをはじめ、スポーツ、飲食など分野を広げて活動中。 ファッションアドバイザーとして、WEBにてファッションやトレンドアイテムなどについても執筆中。1男1女の母でもある。 Facebook X (Twitter) LinkedIn リンクをコピー CanCam.jpおしゃれ番長のトレンド塾 HugKum

  • 女性視点プラスで売上増大 #ワークマン女子。新規顧客開拓のカギは「異常値」「声」「女性社員」

    職人向けの作業服専門店を運営する株式会社ワークマンが、10月16日、初めて女性に焦点をあてた衣料店「#ワークマン女子」をオープンした。 創業以来、男性作業着を作り続けてきた同社が、大きく舵を切った今回の出店。新店舗オープンで見えた、商品開発への試みを探った。 Home > コラム > 女性視点プラスで売上増大 #ワークマン女子。新規顧客開拓のカギは「異常値」「声」「女性社員」 女性視点プラスで売上増大 #ワークマン女子。新規顧客開拓のカギは「異常値」「声」「女性社員」 2020年12月10日 女性消費者行動 女性トレンド総研 職人向けの作業服専門店を運営する株式会社ワークマンが、10月16日、初めて女性に焦点をあてた衣料店「#ワークマン女子」をオープンした。創業以来、男性作業着を作り続けてきた同社が、大きく舵を切った今回の出店。新店舗オープンで見えた、商品開発への試みを探った。 女性視点ポイント 1.売り上げの「異常値」から客層の変化を読み取る 2.リアルな声を参考に商品開発に取り組む 3.女性社員が主導してアイディアを店舗に実現 目次 1. 小さな「異常値」で気が付いた予想外のニーズ 2. アンバサダー制度で「声」を聞く 3. 時代はファッション性から機能性重視へ ■小さな「異常値」で気が付いた予想外のニーズ プレオープン日には多くの公式アンバサダーが取材に訪れていた。個々が内容も自由に発信OKだ。「こう書いてほしい」「これはダメ」という要望はない。そのほうが本当に自然の声だから、というスタンスをとっている さわやかな秋晴れが広がるなか、神奈川県横浜市の桜木町駅前に誕生した「#ワークマン女子」1号店。ワークマンならではの作業服・作業用品を一切置かず、アウトドア・レイン・スポーツウェアを主軸とした新店舗は、これまで全国に展開してきた888店舗(作業服専門店「ワークマン」662店舗/一般向けおよび作業服専門店「ワークマンプラス」226店舗)のなかでも、最大級の売り場面積を誇る。 今年で創業41年目を迎えた同社は、「高機能・高品質の商品を低価格で提供する」ことを目標に掲げ、設立以来一貫して、職人向けの防護服やレインウェア・つなぎ・とび服・安全靴などの作業関連用品を製造・販売してきた。 約300人の社員のうち3分の2以上を男性社員が占め、客層としても社内風土としても、女性が大きく関わることはほとんどなかった。 ところが、とあるSNSでの投稿がきっかけで、「ワークマン」の商品が女性の熱い視線を一気に集めるようになる。「『ファイングリップシューズ』という厨房用の靴が、梅雨時に急に売り上げを伸ばしたんです。店舗スタッフに尋ねたところ、若い女性が購入していることがわかりました」と振り返るのは、営業企画部兼広報部の林知幸さんだ。 さらに調べていくと、この靴がマタニティシューズに適していると勧めるSNSの投稿を見つけた。このことがきっかけで、店舗には妊婦や赤ちゃんを抱っこした女性が数多く訪れるようになったという。「滑らないという靴の機能性に共感して、本来我々が想定しなかったお客様が購入してくれました。 もしかしたら『ワークマン』の作業服や靴は、一般のお客様にとって魅力的な商品に映っているのではないかという思いが頭をよぎりました」と林さんは語る。そもそも男性作業着の市場だけでは、「1000店舗・1000億円」の売り上げが限界だろうという焦りもあった。 そんなとき、ふと見つけた梅雨時の「異常値」が、新しい見込み客を掘り当てるサインになったのだ。 靴売り場のフロアは、床に靴をおくとそのままインスタ撮影ができるイラスト画が施されている。思わず編集スタッフもパチリ その後も「ワークマン」で買い物を楽しむ女性や一般客は増え続け、林さんの直感は確信へと変わっていった。2018年、ついに同社は一般向けの新業態、アウトドア・スポーツウェアを多く扱う「ワークマンプラス」を「ららぽーと立川立飛店」にオープンした。さらにその2年後、女性を主体にした「#ワークマン女子」が初めて登場することになったのだった。 男性向け市場からの思い切った方向転換に、「お客様が先に商品に目をつけて使用してくれていた。今回は我々が後を追いかけただけです」と林さんは笑う。 ■アンバサダー制度で「声」を聞く 「ワークマンプラス」の店舗が増えるにつれ、女性社員の採用も徐々に増えたが、もともと同社は女性ウェアの開発に対してさほどノウハウがなかったという。そんなとき商品開発の頼もしい味方になってくれたのが、独自に採用した約30人の公式アンバサダーの存在だ。 ブロガーをはじめ、ユーチューバーやインスタグラマーを含めたアンバサダーたちは公募で決めるのではなく、各自の投稿を見て同社が判断した。フォロワー数の大小に関係なく、商品への深い愛着を感じられるユーザーに直接メッセージを送って協力を仰いだ。30名近くいるアンバサダーのうち20名は女性というあたり、同社の女性向け商品を一から学ぼうとする熱意がよく伝わってくる。「彼らは本社に足を運びマーチャンダイザーと話して改善点を伝えてくれます。 実はこの制度には金銭のやり取りが一切発生していません。その代わり、自分が関わった商品が店頭に並んだり、活動内容を各自のSNSで配信しフォロワーを増やすのに役立ててもらっています」。このwin-winの関係があるからこそ、アンバサダーたちは遠慮なく思ったことを口に出せるし、その貴重な「声」が新商品にあますことなく活かされる。撥水加工を施したワンピースやスカート、ポケットがたくさんついたトップスなど、リアルな声を実現したウェアは、実際消費者に人気が高い。 公式アンバサダーと共に作った商品横には、公式アンバサダーのSNSなどに飛べるQRコードを大きく告知。写真はキャンプブロガーのサリーさん。インセンティブは「フォロワー増加の支援」という関係を築いている もうひとつ、同社の転換点にまつわる興味深いエピソードがある。今回新たに出店した「#ワークマン女子」には、店内に4か所のインスタ映え・動画映えスポットを作った。 当初携わったのは営業企画部の男性社員だったが、女性視点ゼロの提案内容に女性社員から厳しい指摘を受けた。企画チームは総入れ替えとなり、女性社員が主導して「ゆるキャラ」作りや「小顔効果のためのアイテム制作」など次々にアイデアを発信。結果、女性主体の店舗にふさわしい見事な映えスポットがでそろった。 ■時代はファッション性から機能性重視へ SNSの一投稿がきっかけで、思いがけず多くの女性ファンを獲得したワークマンだが、その背景には女性トレンドの変化が見え隠れする。お洒落から機能性ファッションへ、ハイヒールからスニーカーへ転身する女性が後を絶たないなか、同社に寄せられる期待はますます大きくなっている。 もちろん林さんもその点を見逃さない。「他社製品と比べたとき、ワークマンならではの機能性ウェアがどこまで勝負できるのかを考えています。これからの売り上げは女性客にかかっている。今回出店した「#ワークマン女子」のように女性に向けて舵取りをしていかないと、いずれまた限界がくると思っています。」 特に今回のコロナ騒動を経て、新たな動向が生まれつつあると林さんは指摘する。3密を避け、家族で外出する機会が増えたことだ。「今後の新規出店はすべて『ワークマンプラス』と「#ワークマン女子」の業態で出す予定です。ターゲット層を分けることで、各店の混雑を減らし、必要な人が必要な時にスムーズに購入できるよう工夫しています」(林さん)。 同社はまた、急速な店舗拡大の傍ら、SDGsを意識した企業活動も地道に続けている。オリジナルスポーツウェア「Field Core(フィールドコア)」のデニムパンツ「AERO STRETCH(エアロストレッチ)」は、2020年モデルより地球環境に配慮した製造を始めている。もともと衣類加工に最大70リットルもの水を使用してきたが、現在は7リットルにまで削減。 スペインのJeanologia社の技術協力を得て、環境に優しい工程を実現している。また、衣料店には欠かせない配送のための多数の段ボールも、複数回利用できる「通い箱」を活用中だ。 高い機能性と魅力的な価格で果敢に挑むワークマン。とどまることのない挑戦は、長引くコロナ不況を打破する勇気を与えてくれる。 公式アンバサダーと共に作った商品横には、公式アンバサダーのSNSなどに飛べるQRコードを大きく告知。写真はキャンプブロガーのサリーさん。インセンティブは「フォロワー増加の支援」という関係を築いている 株式会社ワークマン  営業企画部販売促進グループ 丸田純平 様 〒110-0015 東京都台東区東上野4-8-1 TIXTOWER UENO ■事業内容:作業着や作業関連用品、アウトドア・スポーツウェアなどを扱うワーキングウェア専門店。全国でフランチャイズを展開し現在888店舗を抱える。高い機能性を持つ低価格の商品を企画・生産・販売している。 ■年商:1,622,718,300円(2020年3月時点) ■創業:1979年11月30日(株式会社ワークマンとしての設立は1982年8月19日) ワークマン公式サイト  https://www.workman.co.jp/ 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 一般財団法人日本女性財団 理事/日本女性ウェルビーイング学会代表

    笹尾敬子一般財団法人日本女性財団 理事/日本女性ウェルビーイング学会代表 <特別フェロー一覧へ戻る メディア/ウェルビーイング 笹尾敬子 一般財団法人日本女性財団 理事/日本女性ウェルビーイング学会代表 女性総合職第1号として日本テレビ放送網株式会社入社後、記者やキャスターを経て経営企画部長やコンプライアンス推進室長を歴任。一般財団法人日本女性財団の設立発起人でもあり現在、日本女性ウェルビーイング学会の代表を務める。 Facebook X (Twitter) LinkedIn リンクをコピー

  • うれしい! 助かる! 伝えたい!共感と感動が広げる「バズ消費」/2024年5月号 | 女性トレンド総研HERSTORY

    SNSで話題の商品には惹かれる一方で、不安から慎重になる消費者心理も見られます。本調査では、この「ワクワクと不安の間」で賢く消費する女性たちの行動が明らかになり、継続的な情報発信や体験価値が重要であることが分かりました。 うれしい! 助かる! 伝えたい!共感と感動が広げる「バズ消費」 無料ダウンロード 資料の主な内容 ・<事例取材>味の素冷凍食品株式会社 SNSのひとつの投稿を機会にアクション フライパン検証から商品リニューアルまで発信 「冷凍餃子フライパンチャレンジ」 ・<事例取材>ダイドードリンコ株式会社 500台突破! 外出先での悩みゼロでSNSの話題に。子育て世帯を応援する「ベビー用 紙おむつ自動販売機」 ・女性消費者動向 ワクワクと不安の間で揺れる バズり商品を吟味して賢く購入する女性たち ・オンラインインタビュー バズっているもの買ってる? SNSでの話題+周囲のクチコミで購入決定 女性10ペルソナのトレンドワード HER TREND ▼法人会員クラブinherstoryについて 詳細はこちら うれしい! 助かる! 伝えたい!共感と感動が広げる「バズ消費」/2024年5月号 https://www.shop.herstory.co.jp/_files/ugd/f85fbd_623717125c8643b292a179ab62a64d44.pdf * は必須事項です 氏名 * メールアドレス * 電話番号 * 会社名 * 業界 * ご選択ください 役職 * ご選択ください 部署名 具体的な悩みがあればご記入ください HERSTORYを 知ったきっかけ * ご選択ください 個人情報保護方針に同意します。 個人情報保護方針はこちら 送信 お問い合わせ CONTACT 資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 女性インサイト/調査データ | 女性インサイト総研HERSTORY

    トレンドコラム Trend column 女性視点マーケティングや女性トレンドを研究員ならではの視点でお届けするコラムです。 すべて 女性インサイト/調査データ 女性視点マーケティング 女性たちが起こす「つながり」のための消費行動 女性インサイト・調査データ 2024年4月25日 2024年の消費トレンドは“3つのS”! 女性インサイト総研が2024年の女性視点のトレンド予測を公開 女性インサイト・調査データ 2023年12月22日 女性たちが選ぶ今年の漢字2024年は“和”! 女性インサイト総研が今年の漢字の調査結果を公開 女性インサイト・調査データ 2023年12月20日 【3人に1人がシニアの時代へ】女性インサイト総研が「シニア女性の今」についての調査結果を公開 女性インサイト・調査データ 2023年10月24日 【2023年 女性の消費行動調査】働くママの8割は夫・子どものものを購入する! 女性インサイト・調査データ 2023年9月29日 【2023年 女性の消費行動調査】働く既婚女性の8割は夫のものを購入する! 女性インサイト・調査データ 2023年9月27日 女性有業率72.8%で過去最高を更新! 女性トレンド総研が"女性に応援される会社”の意識調査結果を公開 女性インサイト・調査データ 2023年9月26日 女性 ペルソナ~ライフコースで変化する消費とお金の使い方の意識調査結果~ー複雑化する女性市場を紐解くー 女性インサイト・調査データ 2023年8月22日 SNS普及率8割超え! 購買の意思決定には、Instagramが影響力を発揮 女性インサイト・調査データ 2023年4月10日 8割超が買い物前に商品情報を調べている 情報収集の主役はInstagram! 女性インサイト・調査データ 2023年4月10日 中古は「売る買う」共に約8割! 売買玄人の姿が浮き彫りに 二次流通サービス利用経験あり約8割 女性インサイト・調査データ 2023年3月10日 物価上昇のいま、女性たちが求めるのは コスパの良さと高機能・高品質 女性インサイト・調査データ 2023年2月10日 買い物にコストパフォーマンスを求める98.1% 女性インサイト・調査データ 2022年12月10日 約4割が婦人科系の悩みあり。そのうち約半数がメンタル不調 女性インサイト・調査データ 2022年11月10日 カーボンニュートラル・脱炭素に興味がある約7割!消費者への知識・情報提供で利用者層の拡大を目指そう 女性インサイト・調査データ 2022年10月10日 更年期世代の女性の悩みと対策を聞く人口最大ボリューム層 40・50代女性のリアル 女性インサイト・調査データ 2022年9月10日 今この瞬間を楽しもう!マインドフルな旅をハッシュタグで探す 女性インサイト・調査データ 2022年5月10日 家族の家事参加は、暮らしをどう変える?家族の家事参加26.2%乳幼児宅は、55.6%! 女性インサイト・調査データ 2022年3月10日 |関連記事 30代~40代フルタイムで働く既婚女性に多いペルソナ“BIZママ”像とは? 2024年1月9日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 詳しく見る 【2022年健康・運動部門】重要なポイントは?約6割「基礎力の向上」 2022年1月11日 健康・運動 女性トレンド総研 詳しく見る 【2022年ファッション部門】購入の重要なポイント1位は?約6割「自分の体形に合うか」 2022年1月11日 ファッション 女性トレンド総研 詳しく見る 20代~30代の働く独身女性に多いペルソナ“若手シングル”像とは? 2023年12月27日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 詳しく見る 【2022年美容部門】購入の重要なポイント1位は?「肌に合うか」2位「コスパがいいか」 2022年1月11日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 詳しく見る 2021年の漢字は「耐」、2022年の漢字は「明」 2021年12月10日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 詳しく見る 【2022年食材・食品部門】購入の重要なポイントは?8割「栄養バランスがよくなるもの」 2022年1月11日 食 女性トレンド総研 詳しく見る 【2022年住まい・暮らし部門】購入の重要なポイントは?約7割「使いやすく、機能的であること」 2022年1月11日 女性消費者行動 女性トレンド総研 詳しく見る 女性たちの本音!最新アジアンコスメのイメージ調査 2021年9月17日 女性消費者行動 女性トレンド総研 詳しく見る 1 2 3 4 5 1 ... 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 ... 13 お問い合わせ CONTACT 資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 顧客の7割が女性、しかし組織に目を向けると主に男性。独自ペルソナ「ベイファミさん」を作り、見える化!お客様像に合わせた店づくり、商品作りが可能に。 | 女性トレンド総研 HERSTORY

    群馬県を拠点に関東中心に約130店舗のスーパーマーケットストアを展開する株式会社ベイシア様。「For the Customers」の企業理念に立ち戻るため、ハー・ストーリィは社員インタビューをはじめ顧客の実態調査やペルソナ策定、大田原店のリニューアルに際して女性視点での店舗プランニングなどを担当させていただきました。 スーパーマーケット 店舗支援 顧客の7割が女性、しかし組織に目を向けると主に男性。独自ペルソナ「ベイファミさん」を作り、見える化!お客様像に合わせた店づくり、商品作りが可能に。 株式会社ベイシア 代表取締役社長 相木 孝仁 氏 「来店客の7割が女性」女性視点マーケティングに注目 群馬県を拠点に関東中心に約130店舗のスーパーマーケットストアを展開する株式会社ベイシア様。「For the Customers」の企業理念に立ち戻るため、ハー・ストーリィは社員インタビューをはじめ顧客の実態調査やペルソナ策定、大田原店のリニューアルに際して女性視点での店舗プランニングなどを担当させていただきました。 株式会社ベイシア 代表取締役社長 相木 孝仁 氏 <プロフィール> 1972年1月 北海道出身 1994年3月 明治大学政治経済学部卒業、日本電信電話(現NTT)入社 1999年5月 米国コーネル大学経営大学院卒業(MBA取得) 1999年8月 ベイン・アンド・カンパニー入社(2004年8月再入社) 2002年12月 ツタヤオンライン入社 2007年11月 楽天入社、常務執行役員などを務める 2017年9月 鎌倉新書代表取締役社長 2019年11月 パイオニア取締役常務執行役員兼インクリメント・ピー(現ジオテクノロジーズ)代表取締役社長を歴任 2022年1月 ベイシア取締役副社長を経て22年7月4日代表取締役社長に就任 共創プロジェクトの目的 スーパーマーケットは顧客の約7割を女性が占めており、店舗で働くスタッフも女性の割合が比較的多いが、組織に目を向けると店舗運営の意思決定や棚づくりに携わっているのは主に男性で、顧客ニーズを掴みきれていないのではという課題があった。 共創プロジェクトの内容 女性視点マーケティングを導入し、地域に愛されるベイシアをモデル化する。 ・顧客の選択価値の明確化と顧客ペルソナの策定 ・顧客の視覚に訴えるビジュアル的なマーケティング(VMD)の導入 ・ベイシア社員(売り場担当者)に対する女性視点マーケティングの浸透と実践 導入成果 顧客ペルソナが明確になり、社員が女性視点での商品づくり、店舗づくりを学ぶことができた。 INTERVIEW 取材日: 2023 年 1 月時点 ■顧客像と購買行動傾向を“見える化”独自のペルソナ「ベイファミさん」を策定 日野: ベイシア様には昨年一年間、弊社の「女性視点マーケティング」を導入・実施いただきました。 相木:私たちベイシアグループの経営理念は “For the Customers”ですが、実際には店内の商品構成も男性視点に偏りがちな傾向がありました。「このままではお客様に真の意味で満足していただけないのでは」と危機感を持ち、ぜひ力を貸してほしいとお願いすることにしたんです。 日野: まずは、御社の理念である「より良いもの」「より安く」「商の工業化」の強みを強化するため、顧客データの分析や直接のインタビューを実施しました。そこから顧客像と購買行動傾向を“見える化”したペルソナが「ベイファミさん」です。 相木: 女性視点マーケティングによる分析により、「ご来店くださる女性がなぜベイシアを選んでくださったのか」「どういう家族構成でどのような商品を求められているのか」といった顧客像と生活スタイルが明確に見えてきました。購買行動において特に興味深かったのが、ベイシアに来店くださるお客様は小学生から高校生の育ち盛りのお子さんを持つ母親が多く、大容量サイズやケース買いへのニーズが高かったことです。 一般的に現代社会では高齢化や孤食化が進み、1回あたりの購買量は少なくなる傾向にあります。そのため、我々もそれに応じた売場づくりを行ってきましたが、想定した成果があがらずギャップを感じていました。我々は食品スーパー業界に長くいるため、「お客様はこうだ」といった先入観があったのかもしれません。 今回の調査で顧客像をはっきりと洗い出したことで、社内でも議論を深め、共通理解が醸成できたのは大きな成果です。特に売場周りや現場で働く スタッフとの議論 も重ねていただいたことで、お客様への理解も深めることができました。 プロジェクトで使用している女性視点マーケティングテキスト (左)ペルソナに近しい女性消費者に普段の暮らしをインタビューした一部。(右)お客様のまとめ買い需要に対応したカート ■VMDが大きく前進。季節感やイベント性を取り入れ「ワクワク」する売場にリニューアル 相木: 女性は、家族構成やライフイベント、ライフコースによって購買行動が大きく異なるということも、弊社にとっては新しい発見でした。一つの家族でも一人ひとりライフステージは変化し、成長とともにほしい商品も変わってくる。家族の変化だけでなく、過去と現在の時間、季節性、来店者の気分によってニーズが流動的に変化することを理解しました。 日野:そうですね。女性視点マーケティングでは、家族構成やライフイベント、ライフコース別に細かく購買行動を分析しています。 中間では、顧客像に合わせて店内での既存商品の陳列方法、季節カレンダーに合わせた VMD企画、POPなどより具体的な施策についても現場で取り組んでいただきました。 相木: お客様視点で考えると、本当に求められているのは商品力だけでなく売場の雰囲気やディスプレイのワクワク感を合わせて楽しめることも大切なのだと再認識しました。 例えば、節分の「恵方巻き」においても、おいしくご満足いただける商品の開発力には自信があります。でも、テーマ性や季節感をより全面に打ち出し、商品カテゴリーを超えた売場づくりが重要であることを学び、 POPやVMD 含めて大きく前進したと感じています。 ■大田原店を新モデルに、コンセプトである“食のテーマパーク”を体現 日野:後半では、実際に大田原店リニューアルに際して、新モデルとして成果を実践していただきました。 相木:コロナ禍を経験し、食品スーパーに求めるお客さまのニーズは大きく様変わりしました。新鮮さとおいしさはもちろんのこと、お買い物しやすくわかりやすい店内を通してお買い物自体を楽しんでいただくために立ち上げた新業態が「 Foods Park(フーズパーク)」です。大田原店は「Foods Park」の記念すべき1号店となります。 コンセプトである “食のテーマパーク”を体現するため、生鮮売場を中心に 商品力や伝える力を意識しました。売場づくりにおいてはペルソナも意識しながら、御社のプロジェクトメンバーと社内の各部門で議論しながら進めていけたのは良かったと思います。 日野:大田原店では VMDやPOPなども告知面でも新しい取り組みがあったかと思いますが、現場の反応はいかがでしたか? 相木:現場にも、「情報を整理してわかりやすく伝えよう」という機運が生まれてきたように思います。 特に商品ではカットパインやクロワッサン、魚の七変化や焼き芋などはお客様からも好評で来店のフックにもなっています。私たちが伝えたメッセージをうまく届けられた結果ではないでしょうか。 (左から時計回り) ・焼き芋の看板や屋台演出をすることで視覚的な楽しさも加える ・本場フランスから仕入れた生地を店内で焼き上げている。焼きたての鮮度も感じられる ・約7mあるフライ売り場。ベイファミの家族それぞれの好きなものを選べる要望に応える ・ベイファミさんに向けた大容量パイン ・新鮮なご当地野菜の紹介をした黒板。入口で目に留まる ・ベイシアのブランド牛とろ牛。こだわりポイントが説明されていることで商品情報がわかりやすい ・豊洲市場から直送の丸魚 ※丸魚コーナーがあることが旗で掲げられたことで遠くからもよくわかるように。 お客様のニーズに合わせて刺身用やフライ用など7変化に捌くサービスがよくわかる表示を取り入れる ■顧客ペルソナがクリアになり、女性視点での商品・店舗づくりを学べたことが最大の成果 日野:今回の取り組みを通じて「地域女性のお客様と家族」について、ビフォーとアフターでは、一番何を得たと思われますか。また、御社の今後の展開についてもお聞かせください。 相木:これまでマーケットインの視点が不足していたことを大いに反省しましたし、今回の御社との取り組みを通してぼんやりしていたペルソナもクリアになり、女性目線での商品づくりを学ぶことができました。今回の大田原店リニューアルをモデルケースにして、女性視点をより強くした店づくりを拡大していく一歩が踏み出せたと思います。 それから、ワクワクするような空間づくりや雰囲気づくりにも引き続き注力していきます。我々の商品づくりに対する追求力は維持しながら、お客様に楽しんでお伝えできる手法を見つけていきたいと考えます。 一方で、現場では日々の業務や、次々と出てくる新しい施策に追われてしまうこともあります。効果測定と売上をしっかり検証しながら、手を止めることなく、よりよい店に育てていけるようエネルギーを集中させていきたいですね。 スーパーマーケット業態は社員の異動があるため、店舗内に知見が蓄積しにくい傾向があります。組織の面ではナレッジマネジメントを継続しながら、ローカライズと標準化のハイブリッドが実現できたら理想です。 ■今後は、女性視点マーケティングを商品開発に限らず、会社全体に浸透させたい 日野:「商の工業化」において、今後テクノロジー活用した取り組みは現場とどんどん融合していくのでしょうか? 相木:お客様の困りごとを解決できるような店舗をつくるためには、「テクノロジー」と「オペレーション」をワンセットで考えてく必要があります。現在、商の工業化の部門には No.2にデジタル業界出身の人材を登用し改革を進めています。ベイシアの出店エリアは1都14県と広域であるため、地域特有の商品展開とオペレーションの効率化の両立は今後も優先度高く取り組むべき課題です。 同時に、社内の意思決定者に女性の割合をより一層増やしていきたいと考えています。始めに申し上げたように、お客さまの属性と経営陣をよりマッチしていかなければ根本的な課題解決にはつながらないからです。女性視点をより強くした考え方についても、マーケティングや商品開発に限らず会社全体に浸透させていけたら、いい形で波及効果が生まれるのではないでしょうか。 日野:最後に、女性トレンド総合研究所について、期待や希望、今後の取り組みへの要望など忌憚ないご意見をお願いします。 相木:プロジェクトをご一緒させてただき、現代社会において大切な役割を果たしていらっしゃると感じました。マーケティングに限らず、商品開発や施策の企画、ブランドづくりなどにもどんどん活動を広げていただいたら、社会もよりよい姿に変わっていくのではないでしょうか。 その他のトップインタビュー 女性トレンド総合研究所の共創プロジェクトに参画いただいた企業のトップに、 その取り組みと成果について聞きました。 その他共創プロジェクト 女性トレンド総合研究所が現在、企業と共創型で行っているプロジェクトの進捗状況を随時更新、報告します。 共創プロジェクト一覧へ戻る お問い合わせ CONTACT 資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 「不安と意欲」が混在 シニア女性の今を検証/2023年11月号 | 女性トレンド総研HERSTORY

    みずほ銀行産業調査部の予測によると、65歳以上の高齢者向け市場の規模は101兆3,000億円に達するとされています。今後ますます拡大が予想されるシニア市場は、企業にとって大きなビジネスチャンスとなります。 「不安と意欲」が混在 シニア女性の今を検証/2023年11月 無料ダウンロード 資料の主な内容 ・<事例取材> 旭化成ホームズ株式会社 「設計・相談員・しかけ」の3方向から シニア女性の住まいの不安を解消する  「シニア向け賃貸住宅へーベルVillage(ビレッジ)」 ・<事例取材>リハプライム株式会社 全国168拠点に急拡大中!「敬護」の新概念で包括的な介護事業に挑む 「コンパスヴィレッジ」 ・女性消費者動向 3人に1人がシニアの時代へ、拡大を続けるシニアマーケット ・女性10ペルソナのトレンドワードHER TREND ▼法人会員クラブinherstoryについて 詳細はこちら 「不安と意欲」が混在 シニア女性の今を検証/2023年11月号 https://www.shop.herstory.co.jp/_files/ugd/f85fbd_a0bea9e52e1f4a34bff9bfef53ef7ae1.pdf * は必須事項です 氏名 * メールアドレス * 電話番号 * 会社名 * 業界 * ご選択ください 役職 * ご選択ください 部署名 具体的な悩みがあればご記入ください HERSTORYを 知ったきっかけ * ご選択ください 個人情報保護方針に同意します。 個人情報保護方針はこちら 送信 お問い合わせ CONTACT 資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”像とは?

    50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”が2019年どんなものに興味を示し消費行動を行ったのか、その興味関心ごとの特徴や趣味嗜好の傾向やトレンド動向などをリサーチした結果をまとめました! Home > コラム > 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”像とは? 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”像とは? 2020年8月6日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”が2019年どんなものに興味を示し消費行動を行ったのか、その興味関心ごとの特徴や趣味嗜好の傾向やトレンド動向などをリサーチした結果をまとめました! 目次 1. 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性に多いペルソナ像“主婦グランマ(充実シニア)”像ってどんな人? 1.1. ”主婦グランマ(充実シニア)”の具体的なペルソナ像 1.2. 全体の消費マーケットに占める割合 2. “主婦グランマ(充実シニア)”層で特に2019年流行ったものとは? 2.1. 【食】 2.2. 【美容】 2.3. 【ファミリー】 2.4. 【マネー仕事】 2.5. 【ファッション】 2.6. 【学び余暇】 2.7. 【健康、運動】 2.8. 【住まい、暮らし】 3. “主婦グランマ(充実シニア)”層のトレンドまとめ 3.1. 【主婦グランマ(充実シニア)意識】 3.2. 【主婦グランマ(充実シニア)需要傾向】 3.3. 【主婦グランマ(充実シニア)向けキャッチコピー】 3.4. 【刺さるキーワード】 ■50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性に多いペルソナ像“主婦グランマ(充実シニア)”像ってどんな人? 主に50代前半~60代前半、子育て卒業後もパートで働く現役世代。孫疲れ、夫疲れはパートで解消中。今でも現役の「頼れるお母さん」的な存在です。 ”主婦グランマ(充実シニア)”の具体的なペルソナ像 竹田 洋子 (70歳) ・既婚(25歳で結婚) ・教室経営(自営業)(結婚前はアンノン族、夫は商社マンだった。専業主婦をしながらはじめた自宅サロンが人気となり現在に至る) ・本人年収 100万円  世帯年収 460万円 ・持ち家マンション暮し ・貯蓄額 3000万円 ●利用コミュニケーションツール/使用アプリ、サイトなど ・LINE、ショートメール(パートの関係でスマホ持ちに、夫の家族割) ・レシピを検索する、空き時間にちょっと脳トレゲームや動画など ●メイン雑誌 婦人公論/クロワッサン/ハルメク/HERS/ミセス/素敵なあの人/大人のおしゃれ手帖/通販生活 ●閲覧WEB・アプリ ・amazon/GYAO/クックパッド ・TVの情報番組 全体の消費マーケットに占める割合 50代前半~60代前半女性に約38万人もいるとされているこの主婦グランマ(充実シニア)像。 非正規雇用で働くが、子育てを終え時間にも資産的にもゆとりができはじめた状態。自分やこれから将来のために消費活動が活発になる世代ということができます。 ■ “主婦グランマ(充実シニア)”層で特に2019年流行ったものとは? そんな40代後半~50代前半のシングルキャリア像の女性達の心を動かした商品やブームは何だったのでしょうか? 8つのジャンル別にご紹介していきます 【食】 <上昇トレンド> イワシ缶 無印良品冷凍食品 <その他トレンド> くばら鍋のつゆ 高級食パン 【美容】 <上昇トレンド> えがお美容室 白髪に負担をかけない活毛商品「グラ―デージュ」 【ファミリー】 <上昇トレンド> シニア女性のセンスを生かした孫育てグッズ開発 <その他トレンド> ACP 【マネー仕事】 <上昇トレンド> 年金受給年齢引 < 継続トレンド > ポイント投資 【ファッション】 <上昇トレンド> たびんちゅ(株式会社ディノス・セシールの新シニア向け旅行用品サイト) <その他トレンド> クルーネックニット 【学び余暇】 <上昇トレンド> 萌木の村 <その他トレンド> 誠品生活 日本橋 【健康、運動】 <継続トレンド> ペットボトル温灸 おかず味噌汁ダイエット フレイル 【住まい、暮らし】 <継続トレンド> グリラー/オーバルホットプレート コンパクトヒーター 万能ケトル はこぱす・置き配サービス ■“主婦グランマ(充実シニア)”層のトレンドまとめ 【主婦グランマ(充実シニア)意識】 欲しいものがない!マーケットは商品開発途上。良いものを選びたい。でも探すのは面倒くさい。提案してくれるサービスがあればうれしい。 【主婦グランマ(充実シニア)需要傾向】 価格よりも価値 シニアといえば旅。タウンも旅行も兼用のこの世代用のグッズ 見た目と機能の両立 若いころ追いかけたものは今でも好き 【主婦グランマ(充実シニア)向けキャッチコピー】 年齢を重ねるほど素敵になるパリの女性のように (ハルメクおしゃれ 2019. 11月号) 今日のコーディネートがすぐ決まる60代からの着まわし術 (素敵なあの人 2019.春号) ショッピングモールで見つける大人の日常着(素敵なあの人 2018.秋号)) 【刺さるキーワード】 「すぐ決まる」「見つける」「素敵」 いかがでしたでしょうか? 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”層の特徴を掴んで、消費行動の属性を掴みながらマーケティング戦略・戦術にお役立てください。

  • 女性のくくり方を間違えない。女性を年齢で分類するのはNG

    女性を集団群(クラスター)で語りたい時、マーケティング用語にF1層(20~34歳の女性)、F2層(35~49歳の女性)といった年齢で分ける用語が存在するが、近年ではNGだ。以前は、女性のライフコースが複雑ではなかったために、20~34歳と、大きな幅で取られていたが、現代では合わない。 Home > コラム > 女性のくくり方を間違えない。女性を年齢で分類するのはNG 女性のくくり方を間違えない。女性を年齢で分類するのはNG 2021年3月17日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 目次 1. 女性の分類によく使われるF1層、F2層という言葉はもう古い 2. 女性は、年齢、仕事、既婚未婚、子どものあるなしなどで、 興味関心がまったく異なる 3. 「私が子育てなんて想像つかない」と言っていた女性も、 出産後は、子どもファーストという別の女性になる 4. 母親クラスターは、女性全体の中で、 別格の価値観と消費パワー行動を持つ 5. ママ同士や先輩ママたちの情報を必要とする。 ケーススタディだけが頼りとなる 6. 母親クラスターへのマーケティングは大変さを認め、 ストレスをきちんと認める姿勢を見せることだ ■女性の分類によく使われるF1層、F2層という言葉はもう古い 女性を集団群(クラスター)で語りたい時、マーケティング用語にF1層(20~34歳の女性)、F2層(35~49歳の女性)といった年齢で分ける用語が存在するが、近年ではNGだ。以前は、女性のライフコースが複雑ではなかったために、20~34歳と、大きな幅で取られていたが、現代では合わない。 未婚か既婚か、子どもがいるかいないかで女性の消費行動はまったく違う。特にF1層の時期は一つにくくると大きな間違いとなる。「男性だってひとくくりにはできないだろ う」と言われるかもしれない。しかし、子どもが幼稚園の時と、子どもが高校生の時で、男性の購買行動に大きな変化は見られない。 女性たちをマーケティング的にくくって会話したい時は、環境が類似状態の「群」でつかんでほしい。そこで意識してほしいのが、ライフコースというクラスターだ。私は、このクラスターを心理的な感覚も含めて「群」という呼ぶこともある。 女性は、年齢、仕事、既婚未婚、子どものあるなしなどで、 興味関心がまったく異なる 女性は、置かれている状態によって興味関心がまったく異なる。 個々によってライフイベントの数、時期が異なるため、差の振れ幅は大きい。弊社では、学習院大学副学長・経済学部経営学科青木幸弘教授にご協力をいただいて、国勢調査をもとに女性マーケットを抽出。注目すべき女性消費者像をまとめたペルソナ分析レポート「HERFACE 21 2021」を作成して販売している。ライフコースは、大きく分けて6つある。 ① Single 就業・子どもなし ② DINKs 共働き・子どもなし ③ SINKs 専業主婦・子どもなし ※Single Income No Kids ④ Single Mother 就業・子どもあり ⑤ DEWKs 共働き・子どもあり ※Double Employed With Kids⑥ Sahm’ers 専業主婦・子どもあり ※Stay-at-home Moms 「私が子育てなんて想像つかない」と言っていた女性も、 出産後は、子どもファーストという別の女性になる 妻が結婚する前と後、子どもを出産する前と後では、別人のように変わったと言う夫の言葉を聞くことがあるが、それこそが女性でもある。女の顔が強い時、母の顔が強い時、妻の顔が強い時、娘の顔が強い時など、平和な暮らしを保つために、女性は自らの責任と役割を変えて人生行路を歩んでいく。   女性メディアなどでは、よく「女として、妻として、母として」といったような役割別の顔を特集コピーに使用するが、対して男性メディアでは、「男として、夫として、父として」といったようなコピーはほとんど見られない。それだけ女性は、生活の中にいくつもの顔となる 「気分の入れ替え」を起こして役割を変えていく。 女性顧客を理解するためには、6つのうち、どのライフコースを進んでいるのかを横軸に取る。次に縦軸の年齢とクロスさせてライフステージを確認する。 女性は、ライフステージ特有の強い悩みや不安、課題を持っている。 そこに応える商品やサービスを提供することが、共感と共鳴になる。そこから同じステージ内の女性たちへとクチコミが広がりやすい。 母親クラスターは、女性全体の中で、 別格の価値観と消費パワー行動を持つ 女性のなかでも、特に「母親脳」は別格の消費パワー行動を持つ。別の人格の小さな存在が傍らにいる責任が、価値観を根底から変える。 6つのライフコースで言うところの、 Single Mother 就業・子 どもあり、DEWKs 共働き・子どもあり、Sahm`ers 専業主婦・子どもあり のコースだ。この3つを合わせて「母親クラスター」として 説明を続ける。「母親になる」という女性は、全女性人口における最大ボリューム層となるため、女性視点マーケティングを語るうえで、彼女たちの視点は、絶対に無視はできない。 しかし、母親クラスターは、なっている人でなければ分からない世界がある。どんなに母親になっていない女性が、勉強して近づこうと しても限界がある。実経験は、肉体の変化や痛み、心の葛藤などを継続的に持っているため、母親同士でなければ分からない。母親クラ スターは、子ども1人が成人すると考えると、約20年間。 子どもが2 人、3人となると30年近くは継続されていく日常が始まる。そのため、 環境から大きなストレスを受けて生きていくことになる。最大の関心事は、子どもを守り、危険から回避させることだ。 過去に、一度も母親など経験してはいない1人の女性が、突然に母親になるのだ。男性も父親になると思うかもしれないが、妊娠期間から出産、授乳に至る まで肉体的、精神的な変化は女性側にのみ起こる。そのため、残念ながら「母」という領域には、まったく別格の世界がある。 このライフ コースを歩む女性は、ものすごいスピードで、子どもの危険回避させるための情報、知識が必要となる。常にアップロードを続けていく2人目、3人目になると、少しだけゆとりが出るというのは、母親側に学習経験ができているからだ。 ママ同士や先輩ママたちの情報を必要とする。 ケーススタディだけが頼りとなる 母親同士でしか分からない情報が必要なクラスターでは、母親クラスターの横連携は、強い絆となっていく。また、実母とのつながりも一気に強くなる。母親経験者同士の母娘は、孫を通じて強固な母親ネットワークNO.1チームとなる。 実に、母親クラスターの買物は多岐に渡る。例えば、ベビーカーを 押しているママを見てみよう。子どもを乗せているだけではなく、いくつもの大きなバッグをそこにかけている。通称ママバックと言われる大きなバックには、ミルク、お湯、ジュース、お菓子、タオル、気を散ら すおもちゃ、ティッシュ、おむつ、着替え、よだれかけ、上着、おしり拭き、薬など。 そして自分用の飲み物、今夜の晩御飯の買い物など、す さまじい持ち物点数だ。ママ専門の雑誌やメディアは、ママたちの知恵の共有で溢れている。1週間のスケジュール表が記事で掲載され、1日をどんなふうに上手にやりくりをしているかという事例のオンパレードだ。 母親クラスターへのマーケティングは大変さを認め、 ストレスをきちんと認める姿勢を見せることだ 母親クラスターのマーケティングで大切なのは、まずはその大変さとストレスをきちんと認める姿勢だ。ママは、多方面に神経をとがらせている。そのストレスを常に緩和させるための選択をするので、認めてくれていないと感じる企業にはそっぽを向く。不快感を持つと不買運動さながらの行動も出やすい。 同じ母親たちに急ぎ、不快情報を知らせることで、中身の不快感を事前に回避させるための助け合い行動だ。CMでは、母親クラスターが見て共通項を感じる女優を起用することのほうが共感を持つ。自分たちとほど遠い、または環境がまったく違う女優の起用で、母親向けにもアピールをしようとすると興味を持たれない。 「子どもがいないからできるのよね」「わかってないわ」となる。母親クラスターにとって最も大切なことは、その苦労や大変さを分か ってほしいことだ。その気持ちに響くメッセージや言葉の投げ方が商品を売ることよりも先だ。母親クラスターは、女性消費者の中の最大最強パワーであるにもかかわらず、マーケティングの世界からは遠い存在になりがちだ。 母親クラスターに向けた商品やサービスの開発には、同じ状態にあるモニターや女性社員を介在させていくことが鉄板中の鉄板だ。母親クラスターの視点は、消費者の中で最も厳しい目を持つ。商品が良くても手触りが違う、手触りが良くても重さが違う、重さが良くても色が違う、色が良くてもCMが違う、などだ。 母親クラスターのマーケティングは、プロセスの最初から最後までに一貫して母親視点を入れることだ。

  • コロナ禍の暮らしを快適にするための新生活様式に注目!2021年の女性消費者たちの消費ニーズは?

    コロナ禍の影響によりリモートワーク、外出規制など、新しい生活様式を余儀なくされた2020年。そうした生活様式の中で新たに取り入れたことや、コロナ前後で感じた生活変化などについて全国の女性193人にアンケート調査を行った。 Home > コラム > コロナ禍の暮らしを快適にするための新生活様式に注目!2021年の女性消費者たちの消費ニーズは? コロナ禍の暮らしを快適にするための新生活様式に注目!2021年の女性消費者たちの消費ニーズは? 2021年1月8日 女性消費者行動 女性トレンド総研 コロナ禍の影響によりリモートワーク、外出規制など、新しい生活様式を余儀なくされた2020年。そうした生活様式の中で新たに取り入れたことや、コロナ前後で感じた生活変化などについて全国の女性193人にアンケート調査を行った。 目次 1. コロナ禍の中で、新しく取り入れたことについて教えてください   1.1. Q.コロナ生活を快適に過ごしやすくするために、新しく買うようになったものや、新しく利用するようになったサービスはありますか?    1.1.1. ■乳・幼児期ママ(第1子0~6歳)    1.1.2. ■児童・思春期ママ(第1子7~18歳)    1.1.3. ■青年・成人期ママ(第1子19歳~)    1.1.4. ■親同居・要介護     1.1.5. ■セカンドライフ(65歳~)   1.2. Q. 新しく取り入れたものを今後も継続して購入・利用していきたいと思いますか?   1.3. Q.新しく取り入れたものはどのような商品・サービスですか?   1.4. Q.それはなぜ購入・利用しようと思ったのですか?   1.5. Q.それを取り入れることで、どのように暮らしが変わりましたか?   1.6. Q.それはどこで知りましたか?   1.7. Q.新しく取り入れたものやサービスがない方、理由についてお聞かせください。   1.8. Q.今、ハマっているものやおススメしたいものがありましたら教えてください。   1.9. Q.コロナが拡大する前の生活と今の生活を比べて、生活に変化はありましたか?   1.10. Q.生活に変化があったことについて、あなたはよかったと思っていますか?   1.11. Q.生活に変化があったことについて、あなたが感じたことはなんですか? 理由について詳しく教えてください。 2. まとめ 3. 調査概要 ■コロナ禍の中で、新しく取り入れたことについて教えてください Q.コロナ生活を快適に過ごしやすくするために、新しく買うようになったものや、新しく利用するようになったサービスはありますか? (現時点で、購入や利用を検討している人は「ある」を選択) 「ある」42.0%、「ない」58.0%と、コロナ生活を通して新しい商品やサービスの利用を始めた人は、始めなかった人よりやや少ないことが分かった。 しかし、乳・幼児期ママ(第1子0~6歳)の回答結果を見ると、「ある」68.0%、「ない」32.0%となり、他の属性に比べて新しい商品・サービスの導入に積極的であることが分かる。 乳幼児がいる家庭では、外出自粛やリモートワークによる生活変化の影響(子どもを外に遊びに連れ出せない、子どもと一緒の在宅ワーク、保育園の利用自粛で食事の準備が3食必要になるなど)が大きかったことが理由ではないだろうか。 ■乳・幼児期ママ(第1子0~6歳) ある:68.0%  ない:32.0% ■児童・思春期ママ(第1子7~18歳) ある:35.5%  ない:64.5% ■青年・成人期ママ(第1子19歳~) ある:40.0%  ない:60.0% ■親同居・要介護 ある:45.5%  ない:54.5% ■セカンドライフ(65歳~) ある:34.6%  ない:65.4% Q. 新しく取り入れたものを今後も継続して購入・利用していきたいと思いますか? 97.5%と、ほとんどの人が一時的な利用ではなく、今後も継続して生活に取り入れていくと回答している。 コロナ禍における現状を変えるために新しく取り入れた商品やサービスは、消費者の心を強くつかみ、高い支持を得られた。 コロナ禍で取り入れた商品やサービスが新しい暮らしや生活の在り方に浸透し、今後も消費者の生活の一部として定着していく。 Q.新しく取り入れたものはどのような商品・サービスですか? 総合的にみると、食に関する非接触型サービスを新たに導入しているという回答が多い。 コロナ禍で気軽に外食やスーパーでの買い物に行けないことや、在宅時間が長くなり調理する機会が増えたことがサービス利用の背景にみられる。他、生活面においては、動画配信サービスやヨガ、英会話など、生活をより充実させる目的でオンラインサービスを新しく取り入れている人も多くみられる。 コロナ禍において、人と会わないオンライン型や非接触型のサービスに今、消費者の注目が集まっている。 パソコン用の机と椅子。(40代・アルバイト・パートタイム) 作り置き、冷凍物がたくさん入る大型冷蔵庫、筋トレグッズ。(30代・契約社員) 漫画アプリ。(50代・正社員) 家で楽しめる手芸キット。(60代以上・専業主婦) ウーバーイーツ、ネットショッピング。(20代・派遣社員) 健康グッズと健康食品。(30代・アルバイト・パートタイム) バーベキューセットを揃え、炭を何度も買いました。(40代・専業主婦) Q.それはなぜ購入・利用しようと思ったのですか? 「コロナ禍の外出自粛や感染防止をしながらも、食への思い、在宅時間を楽しむ、ストレス解消・発散など、コロナ禍の中でも、日々の暮らしを充実させたい、より快適に過ごしたい、といった声が多くみられた。 Q.それを取り入れることで、どのように暮らしが変わりましたか? 新しく商品やサービスを取り入れた結果、生活が改善された、良くなったというポジティブな意見が大半を占めている。 詳しく回答をみていくと、コロナ対策になったといった意見のほか、ストレスが緩和される、時短になって使える時間が増えたという喜びの声が多くみられた。 新しい商品やサービスを取り入れた今の新しい暮らしや生活の在り方に、非常に満足している様子がうかがえる。 献立を作る時間や買い物にかかる時間がなくなった。ストレスフリーになった!(30代・正社員) 買い物に行く頻度が減りました!(20代・正社員) 映画をたくさん見られて心が豊かになった。(40代・正社員) 毎週新鮮な野菜が届き、今まで食べたことのないような物も入っていて、調理の仕方を調べたりして、頭も使うし、メニューも新しいものが加わり家族も喜び楽しさが増えた。(60代以上・専業主婦) 朝食のコーヒータイムや、食後のデザート&コーヒーの時間が楽しいです。(30代・正社員) 家族で楽しく過ごす時間が増えた。(40代・正社員) Q.それはどこで知りましたか? 「インターネット検索」で知ったとの回答が30.9%と一番多く、コロナ禍での生活を快適にすごすため、消費者が自ら積極的に商品やサービスの情報を探している姿がみえる。 ここで注目すべきなのは、3位の「友人・知人(口コミ)」、4位の「SNS(Instagramなど)」が上位に入っていることだ。 今回のアンケート回答者は、インターネット検索とは別で、友人・知人やSNSなど、周囲の人やつながりをもつ人の「声」をきっかけに、商品やサービスを認知し、実際に商品を購入したりサービスの利用に至っている。 このことから、今後もますますSNSなどを活用した消費者の「声」から消費喚起を促す施策などが重要となってくるだろう。 Q.新しく取り入れたものやサービスがない方、理由についてお聞かせください。 「特に生活に変化がないので」「必要を感じないから」との意見が目立つ。 外出自粛期間も出社が必要だった人や、コロナウイルス感染者が少なかった地域の人は、生活に大きな変化が無かったため、新しい商品やサービスの必要性を感じなかったのではないだろうか。 また、「(金銭的に)余裕がないため利用しなかった」「ウーバーイーツが地域的に少ないみたいだから、利用出来ない」との声も。 コロナ禍で収入減となった人や、サービスの対象範囲外に住む人は、取り入れたくてもできなかったと推測される。 Q.今、ハマっているものやおススメしたいものがありましたら教えてください。 自宅でできるハンドメイド・料理系、運動系、オンラインエンターテインメント系と大きく3つの傾向がみられた。 詳しく回答をみていくと、「ジャム作り」「マスク作り」「家庭菜園」など自宅で“作る” こと、「ウォーキング」「ヨガ」「筋トレ」など体を動かすこと、アマゾンプライムやマンガアプリなどのオンラインエンタメサービスだ。 コロナウイルス感染が終息していない状態のため、趣味なども身近でできることを選んでいるものと考えられる。 炊飯器でジャム作り。(40代・専業主婦) 家庭菜園、ベランダなどで水栽培もできるし、生活の中に取り入れて新鮮さを味わうのもいいと思う。(60代以上・専業主婦) 大豆ミートやオーガニック食品。(30代・アルバイト・パートタイム) クロスワードパズル、考えることで脳の活性化になる。(40代・専業主婦) レパートリーとは違う新しい料理づくり。(50代・アルバイト・パートタイム) 自宅でフィットネス。(30代・正社員) コンビニスイーツ巡り。(20代・アルバイト・パートタイム) Q.コロナが拡大する前の生活と今の生活を比べて、生活に変化はありましたか? 「はい」71.0%、「どちらともいえない」15.0%、「いいえ」14.0%となり、コロナ禍による生活の変化があったとの回答が多数。 その中でも変化があったとの回答が一番多いのが親同居・要介護属性で81.8%が変化があったと答えている。 高齢者は新型コロナウイルス感染症が重症化するリスクが高いと言われているため、感染対策などでの生活変化が大きかったことが推測される。 Q.生活に変化があったことについて、あなたはよかったと思っていますか? 「はい」33.6%、「どちらともいえない」33.6%%、「いいえ」32.8%となり、回答は拮抗している。生活の変化をポジティブに受け止めている子育て世代と、ネガティブに受け止めている高齢世代、良い点と悪い点がどちらもあると感じる世代とがいることが背景にある。 Q.生活に変化があったことについて、あなたが感じたことはなんですか? 理由について詳しく教えてください。 コロナ禍で生活に変化があって良かったと感じている人の声としては「旦那がリモートワークになり育児に参加してくれるようになった。」「在宅勤務で、子供と過ごせる時間が増えた。プライベートな時間が増えて、心身ともに安定するようになった」といったものなど在宅勤務に関するものが目立つ。逆に良くなかったと感じている人の声としては「友人たちと会ったりする機会がなくなりさみしい」「一番大事な経済面で大打撃を受けた 」といった、外出を制限することへの不満や経済面での不安があげられている。 ■まとめ 2020年の女性消費者たちは、コロナの影響を大きく受け、ライフスタイルが大きく変化した。しかし、そのような生活の中でもコロナ禍の暮らしをより良くするための消費行動に今注目が集まっている。新しい商品やサービスを取り入れた新生活様式は、女性消費者たちの暮らしを豊かに明るくし、強い支持を得られている。コロナ長期化に伴い今後も継続利用していく背景から、新しい生活様式を取り入れる女性たちの消費ニーズはますます増えていくだろう。 新しい生活様式を愛する女性消費動向をまとめた詳細レポートを販売しています!ぜひご一読ください。 ■調査概要 【調査期間】 2020年11月4日~2020年11月10日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国女性193人 【お問い合わせ】 https://herstory.co.jp/contact 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 成城大学 名誉教授 一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 会長 同「WAKU WAKU 創造LABO」(WAKU LABO)チーフアドバイザー

    神田範明成城大学 名誉教授 一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 会長 同「WAKU WAKU 創造LABO」(WAKU LABO)チーフアドバイザー <特別フェロー一覧へ戻る 新商品企画/開発/新規事業開発 神田範明 成城大学 名誉教授 一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 会長 同「WAKU WAKU 創造LABO」(WAKU LABO)チーフアドバイザー 【経歴】 1949年東京生まれ、東京工業大学工学部経営工学科卒・同大学院修了。成城大学経済学部経営学科教授として長年商品企画のシステマティックな方法論を研究教育し、「神田教授の商品企画ゼミナール」(日科技連出版)など著書多数。110件にのぼる産学協同研究を実施し、日産「X-TRAIL」、アサヒ飲料「WONDAモーニングショット」など多くのヒット商品開発を指導。女性向き商品の成功例も多数。成城大学退職後も日本マーケティング・リテラシー協会にてコンサルティング活動を継続。 【専門分野】 新商品の企画/開発、新規事業の開発 特に①顧客の潜在ニーズを次々に発掘する方法②短時間に大量のGOODアイデアを創出する方法③データ分析に基づいて成功する企画案を決定する科学的方法を集約したオリジナルの体系「Neo P7」は「失敗のあり得ない最高の商品企画システム」で、食品、化粧品、日用品、家電、自動車、住宅他広範囲の業種(BtoB、サービスも含む)・規模の企業への指導経験あり。相談・講演・セミナー・直接指導等に懇切に対応。 Facebook X (Twitter) LinkedIn リンクをコピー

  • 生活者起点に立った新規事業発想法を女性視点マーケティングを用いてグループ社員に1年間かけて実装。新たな事業プランが次々と誕生。 | 女性トレンド総研 HERSTORY

    『消費者が本当に必要としているものを、消費者の立場で提供していく。』ために、女性視点マーケティングを通して、消費者視点を取り入れた商品企画を社内に定着していくために研修の企画・講師を務めさせていただきました。 電気商品 女性視点マーケティング研修 生活者起点に立った新規事業発想法を女性視点マーケティングを用いてグループ社員に1年間かけて実装。新たな事業プランが次々と誕生。 株式会社デンキョーグループホールディングス 代表取締役社長 坂田 周平氏  『消費者が本当に必要としているものを、消費者の立場で提供していく。』ために、女性視点マーケティングを通して、消費者視点を取り入れた商品企画を社内に定着していくために研修の企画・講師を務めさせていただきました。 株式会社デンキョーグループホールディングス 代表取締役社長 坂田 周平氏  <プロフィール> 1956年4月25日生 1980年4月 日立家電販売株式会社(現 日立グローバルライフソリューションズ株式会社)へ入社 2011年4月 同社 国内営業統括本部 量販営業本部長 2012年7月 株式会社電響社へ入社 営業本部 総括営業部長 2013年6月 同社執行役員に就任 2013年6月 同社関東営業部長 2014年6月 同社取締役に就任 2015年4月 同社関西営業部長 2016年6月 同社営業本部 統括部長兼関西営業部長 2017年6月 同社代表取締役社長に就任 2022年10月 株式会社デンキョーグループホールディングス代表取締役社長に就任 株式会社デンキョーグループホールディングス 共創プロジェクトの目的 ・女性消費者のインサイトから求められる新たな商品、事業を創造する思考を実装する。 ・ホールディングのグループ各社が共に語り合い、シナジー効果が発揮される事業が生まれる環境を創る。 共創プロジェクトの内容 『消費者が本当に必要としているものを、消費者の立場で提供していく。』 ために、女性視点マーケティングを通して、消費者視点を取り入れた商品企画をするためのノウハウの定着。 ・女性視点マーケティング、消費者視点とはなにかを学ぶ ・実際の消費者の生の声を聞く ・消費者の立場を理解する ・グループホールディングス、関係企業、メンバー全体の強みを活かす ・最終的に、プレゼンテーションを行い、商品企画の提案を社内にしていく 導入成果 ホールディングス内グループ各社からメンバーを募り横断型でチーム編成し、互いの強みを生かした事業アイディアが生まれた。各社のシナジー効果へとつながった。 女性視点マーケティングを通じて5つの商品ブランドが誕生。(商標出願申請手続き中) <1期:2022年> ・23名(男14女9)4チーム 発表テーマは、  1.調理家電  2.家事負担の軽減ブランド 3.リカバリーマッサージ器  4.ペットブランド  <2期:2023年> ・26名(男16女10)4チーム 約1年半かけて発表に臨む計画 INTERVIEW 取材日:2023年9月時点 『ベンダーがメーカー機能を拡充するには』課題模索中に出会った日野著書から得た新たな視点 日野:まず、この研修を受ける前の御社の状況を簡単に教えていただけますでしょうか? 坂田:今でこそホールディングス化していますが、当時、私たちは「ベンターがメーカー機能を持つためには?」という部分を模索している状況でした。というのも、業界の製造からメーカー、販売店へ商品が卸されていく構造上、ベンターの立場で得られる利益が非常に小さかったので。 このような背景から、メーカー機能の拡充による利益の確保に向けて動いていました。そのなかで、当社が伝統として続けていた日報制度を商品開発力には欠かせない「感性」を養うための手段として利用を開始しました。 日野:実際に弊社の研修を受けるきっかけとなったエピソードについて、うかがってもよろしいでしょうか。 坂田:これまではベンダーとして機能してきた会社だったからこそ、いざ「メーカー機能を持つためには?」と考えると、わからないことも多くて。私自身、わからないことがあると、よく本屋さんで悩みを解決できる書籍がないのかを探すんです。 ある日、何かいい本はないかと本屋さんへ訪れたときに、日野代表の著書「女性たちが見ている 10年後の消費社会」が目につきパラパラと立ち読みするなかで、面白そうで何かの気づきになりそうな予感がしたため購入しました。   早速、休日にこの著書を読み始めたんですけど、まあページをめくる手が止まらない。自分でも気づかないことが多くありましたね。読み進めるなかで「言われてみればそうだな」と思う点が多々ありました。 日々の生活では気づかないことがスラスラと書かれていて、著書の内容に感動してうちの商品開発には「あ、もうこれだ。これしかない」となりました。 読了した翌日の月曜に総務部長へ依頼して、すぐに株式会社HERSTORY様へ連絡してもらい、それがご縁でしたね。  蓋を開けてみれば、ホールディングス化を進め、ベンダーである私たちがメーカー機能を持つためにと考え出したことが株式会社HERSTORY様との出会いの始まりだったかもしれません。 導入~実装までの3ステップアプローチ研修で実感した、期待値を超えた社員の成長 日野:改めて、著書まで手に取っていただきありがとうございます!実際、約 1年間の研修を受けていただいて当初の期待値はいかがだったでしょうか? 坂田:ベンダーからメーカー機能を持つという大きな動きでしたし、「消費者目線」や「マーケティング」に疎い社員が多かったので、期待と不安が入り混じった状態だったのが本音です。 とはいえ、私たちの会社に合うように「消費者インサイトから創出する商品開発」という研修内容をご提案していただけたため、何かしらを掴めるきっかけになるだろうと感じていました。  研修を導入期・行動期・実装期の 3ステップに分けて、消費者視点の定着プログラムが細かく組まれていたところも評価していました。 日野:実際に研修を進めてみた手応えについてうかがわせてください。 坂田:正直、期待以上でしたね。初年度カリキュラムの最後に組まれていた社内プレゼンを聞いて、本当に日野代表の狙いがわかりましたし、効果と確かな手応えを実感しました。社内プレゼンを実際に見て、感動したのを今でも覚えています。 研修で体得した女性視点・消費者インサイト分析を起点に、新ブランドを創出 日野:効果を実感していただけたみたいで、本当に嬉しく思います!「効果と確かな手応え」とおっしゃられていましたが、研修によって社内で何か進展はありましたでしょうか? 坂田:まず、この研修に参加した社員は、消費者視点を取り入れた商品開発やマーケティングができるようになっているのではないかと実感しています。社内プレゼンを見ると、どのチームも時代の背景を取り入れつつ消費者事情を分析できていたから、企画・コンセプトにブレがなかったですね。 質の高い企画でしたし、実際にブランドとして採用したものもいくつかあるんです。 日野:そのあたりを詳しく聞かせていただけますでしょうか? 坂田:今回の社内プレゼンでは 4チームで発表をおこないましたが、まず、できあがった5つのブランドをすべて商標登録の手続きを進めています。そのなかの3つは実際に、今後商品化を予定しています。うち1つは、自社の文具用品のほうで何か取り入れられないかを模索している段階です。 商品開発につながっている点は、今回の研修による大きな収穫でした。必要な力は着実についてきているなと実感しています。   私たちの社員が感性を持って色々なメーカーさんへアドバイスしたり、受け入れたりしないといけないフェーズとなっていると感じています。会社としては、個人の資質を育んで、一人ひとりが商品を生み出す力を身につけられるといいなと考えています。 最初からここまで考えられていた訳ではないですけども、改めて、女性の感性って大事なんですよね。 分野の垣根を超えたグループ会社間での新しい交流と、研修を通じた横のつながりを実感 日野:今回の研修ではグループ会社から少しずつ若手を人選し、会社の垣根を超えたグループワークに取り組んできました。このあたり、横のつながりといった相乗効果はいかがでしたか? 坂田:グループ会社の垣根を超えて会話ができる環境になってきていると感じました。これは非常にいいと思います。 もともと、株式会社電響社と大和無線電器株式会社や株式会社アピックスインターナショナルは携わる分野が近いことから、ある程度の交流はできていました。ただ、分野が異なる梶原産業株式会社やサンノート株式会社になると、交流することが難しかったんですよね。今回研修へ参加した社員を中心に、横のつながりの相乗効果は高まっていると感じています。   こういった流れから、ホールディングスとグループ 8社の社長が集まる「G9」という情報交換の場でも、徐々に社長の感覚や空気感が変わってきいるなと。今後は、よりグループ会社同士のつながりを強めていきたいと考えています。 「生活関連商社」から、生活者の暮らしに寄り添った「快適生活創造企業」へ。事業拡大に欠かせない消費者インサイトの価値 日野:ここまでは研修により得られた成果を中心に聞いてきたのですが、会社の意識的な部分で変化は生まれましたでしょうか? 坂田:改めて、グループ全体が生き残っていくためにはメーカー的な発想が欠かせないなと感じています。世の中に必要なもの・喜んでもらえるものを作り出していくという考え方ですね。 そこで、グループ全体で「卸し」という言葉を禁忌にしたんです。今までは、 家電商品卸販売事業だとか日用品卸販売事業と言っていたのを、「電気製品販売事業」とか「日用品販売事業」と言い改めるようにしました。 それに合わせて「生活関連商社」から「快適生活創造企業」へと改めて、出発している段階です。快適生活創造企業というのは、生活を豊かにより快適にできる商品を自分たちが作り出し、生み出していくという意味合いを込めています。   今後、事業拡大を進めていく上で、2030年のグループ全体の売上を 1,000億円にアップする目標を掲げています。そのときに、「快適生活」という消費者インサイトから商品企画を創出する力が欠かせないなと思ったんです。 日野:現在、2期目のセッションが始まり、2回目のカリキュラムが終わりました。参加しているメンバーを見ると、坂田社長がおっしゃられている「快適生活創造」という発想になりつつあります。私自身、研修を通じて本当に今後が楽しみになっています。 女性リーダーシップの強化、ダイバーシティー化を進め、更なる生活者視点の企業を目指す 日野:先ほども少し触れましたが、現在 2期目のセッションがスタートしています。受講するメンバーが今後どのように羽ばたいていくことを期待していますか? 坂田:研修に参加している社員が力を発揮してくれることを期待しています。より、商品企画やマーケティングを強めるために、今後はグループ会社が独自にやっている商品開発を 1か所にまとめていきたいと考えています。本当に近い将来には実現したいことですね。やはり、何事も早く進めるに越したことはないので。 環境を整えていくなかで、先ほども話したグループ全体の売上 1,000億円を見えるようにしていきたいと考えています。 日野:坂田社長のなかには、今後のビジョンに向けてどのようなピースが必要になるのかが見えている感じなのですね。 少し視点は変わりますが、 アイデアや想像力でいうと、もともと私たちの書籍が「女性視点のマーケティングで、女性の目は生活や家族、色々な人を見ることを優先している」と強調してきました。ダイバーシティーや若者・女性の管理職などについて、今後計画はあるのでしょうか? 坂田:ダイバーシティーという部分は、より強めていきたいですよね。現在、女性社員の割合は全体で 27%、ここ5年の新入社員は女性が49%を占めている状況です。管理職の社員を見ると、女性の割合は9%程度となっています。現在、候補として浮かぶ女性社員もいますし、今後はやはり女性管理職を増やしたいですね。 日野:ぜひともそういった女性が出てきて欲しいですよね。 坂田:そうですね。今まで以上に、女性視点と消費者視点を掛け合わせて、顧客側の生活を体験しながら、商品開発を進めていきたいと考えています。 特に、家電だと顧客側の生活というよりも、大手メーカーが機能面にこだわって開発した商品を売り込むようなスタイルの業界だったので。だからこそ、私たちグループが黒船のような存在になって、ダイバーシティー化を進めながら快適生活創造企業として歩んでいきたいですね。 女性視点は、大きな需要獲得の鍵。HERSTORYとは今後もパートナーとして連携をとっていきたい 日野:私たち HERSTORYに対して、今後の期待や要望などがありましたらお願いいたします。 坂田:「女性視点」や「商品開発」などにまつわる情報を定期的にシェアしていただくだけでも、十分に私たちのグループに役立っています。実際にいただく情報を見るなかで、参考にしたい点も多々ありますし。 現在進めている 2期生の研修も皆さんの真剣度が伝わってきています。どのような感動に出会えるのかがまた楽しみです!  とにかく、私たちの業界は女性の考え方が実現できれば、大きな需要を獲得できます。だからこそ、気づきとなる情報を定期的に発信してくれる、かつ快適生活創造企業となるために必要な商品開発の考え方を育成してくださる株式会社HERSTORY様は、本当にかけがえのないパートナーです。 第1期生 最終プレゼンテーションでの集合写真 その他のトップインタビュー 女性トレンド総合研究所の共創プロジェクトに参画いただいた企業のトップに、 その取り組みと成果について聞きました。 その他共創プロジェクト 女性トレンド総合研究所が現在、企業と共創型で行っているプロジェクトの進捗状況を随時更新、報告します。 共創プロジェクト一覧へ戻る お問い合わせ CONTACT 資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 初めてのWithコロナの夏。自粛ストレス解消や楽しい巣篭りライフ演出に働く女性のニーズあり!

    働く女性を対象にこれから迎えるコロナの夏がこれまでとどう変わるか、アンケート調査を実施しました。 Home > コラム > 初めてのWithコロナの夏。自粛ストレス解消や楽しい巣篭りライフ演出に働く女性のニーズあり! 初めてのWithコロナの夏。自粛ストレス解消や楽しい巣篭りライフ演出に働く女性のニーズあり! 2020年7月29日 住まい・暮らし 女性トレンド総研 働く女性を対象にこれから迎えるコロナの夏がこれまでとどう変わるか、アンケート調査を実施しました。 目次 1. この夏、いつもの年とくらべてどのように変わると思いますか。 2. 初めてのWITHコロナの夏。あなたはひと言でいってどんな夏になりそうでしょうか。 3.調査概要 ■この夏、いつもの年とくらべてどのように変わると思いますか。 お盆や夏休みに向けて旅行や帰省を検討する声はあるものの、この夏はコロナの影響により外出を「控える」傾向。中でも子供をもつ家庭では、夏休み短縮の影響も重なり、帰省や外出をするか悩んでいる・断念する声が多くみられた。 自分の気持ちとしては安全を考えて普通に行動したいけれど、周りが警戒していたりするので出先でも色々と気にしながら出かけたり、職場もお客様がまだまだ戻って来ていない気がするからです。(個人事業主/未婚) 子供の夏休みに旅行を楽しみにしていたが、都外へ観光へ行ったりするのもまだ不安があるので躊躇するので遠出は出来なさそう(契約社員/既婚・子1人) マスクをつけて過ごす。プールや海はあまり行かない。休校の影響で子どもの夏休みが短くなる。お盆の帰省をどうするのか迷う。(契約社員/未婚・子1人) 子供の夏休みが短くなる。お盆時期の実家への帰省は今年はしない予定。その他、プールなど利用も控える。ショッピングモールにもたぶん行かず、ネットショッピングで済ます。(非正規/既婚・子2人) 東京在住の娘一家の帰省がむずかしそう。孫たちにも会えない夏かも。友人との宿泊旅もできなそう。今のところ楽しみがない。(個人事業主/既婚・子3人(別居)) ■初めてのWITHコロナの夏。あなたはひと言でいってどんな夏になりそうでしょうか。 Withコロナの夏を「楽しめる」「断捨離」「発見」するなどポジティブに捉える層と、「耐える」「我慢」「つまらない」などネガティブに捉える層で意見が大きく分かれた。コロナ社会において外出自粛が大きなストレスとなっていることが伺えるが、これらの自粛ストレスを解消するものや、巣篭りライフを楽しく過ごすもののニーズが強くなっていくことが予想される。 ◆ポジティブな意見 家で楽しく事の多い夏(非正規/既婚・子2人) 身体作りな夏(非正規/既婚・子1人) 自分自身と向き合い本当に行きたい所には行く!と時間を大切に考えて仕事だけではなく生きているというプライベートの夏も実感しながら過ごせる夏になりそうです。(個人事業主/未婚) 近場のいいところを発見する夏(正社員/既婚・子1人) ◆ネガティブな意見 外にあまり出ず、季節感を感じられない夏。(正社員/既婚・子2人) 自粛の夏(正社員/既婚・子なし) 退屈な夏(非正規/既婚・子2人) ■調査概要 【調査期間】 2020年6月10日~2020年6月16日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国146人(働く女性) 【お問い合わせ】 https://herstory.co.jp/contact 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • ≪雑誌連動企画≫ 髪のお悩みついて調査!半数以上が白髪に悩んでいた

    女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、雑誌「からだにいいこと」との企画で、髪の悩みについてを10代~70代の300人の女性にアンケート調査を実施しました。 Home > コラム > ≪雑誌連動企画≫ 髪のお悩みついて調査!半数以上が白髪に悩んでいた ≪雑誌連動企画≫ 髪のお悩みついて調査!半数以上が白髪に悩んでいた 2013年7月19日 美容 女性トレンド総研 女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、雑誌「からだにいいこと」との企画で、髪の悩みについてを10代~70代の300人の女性にアンケート調査を実施しました。 目次 1. 髪のケアを教えて! 2. 髪の悩みをきかせて!    2.1.白髪    2.2.パサつき    2.3.うねり    2.4.抜け毛    2.5.ハリやコシがない    2.6.うす毛    2.7.その他 3. もし理想の髪質なら、どんな髪型にしたい? 4. 調査概要 夏。紫外線ダメージや肌へのまとわりなど、他の季節以上に髪の毛が気になる季節です。 現在気になっている髪の悩みは? 最も多かったのが、「白髪」で53.3%、半数以上の女性が白髪を気にしていることが分かりました。次いで「パサつき」49.0%、「うねり」43.7%、「抜け毛」28.7%、「ハリやコシがない」25.3%、「うす毛」14.7%です。 髪の悩みを年代別に詳しく見ていくと、白髪では20代以下(12.2%)から30代で3倍(36.7%)に、40代で更に倍(75.6%)に増えています。薄毛も年齢とともに、特に30代以降で増えています。しかし、抜け毛に関しては「出産後や授乳中の抜け毛」を理由として20代、30代で比較的高い結果となりました。 髪質に関しては、「パサつき」や「うねり」は若い年代で高く、逆に「コシやハリがない」は年配の女性で高い割合となっています。髪の悩みは年齢とともに変わる、ということが良く分かる結果となりました。 ■髪のケアを教えて! 髪のケア方法を複数選択で答えてもらいました。 最も多かったヘアケアが、「自宅でのトリートメント」34.7%。3人に1人と意外にも低い割合に留まりました。しかし年代別にみると、20代女性では57.1%、30代40代で35%前後、50代以降で13.3%と、年齢が上がるほど低くなります。 また4位の「ヘアサロンでトリートメント」も若い年代ほど高く、年齢が上がるにつれ大幅に低くなります。 2位は「サロンでのヘアカラー」31.3%。30代をピークに小さな山を作っていますが、それほど大きな年代差はみられません。 しかし次に多い「自宅でヘアカラー」(3位26.7%)は、20代で10.2%、30代で12.9%、40代で42.2%、50代で40.0%と、30代以下と40代以上で30ポイント近い差が出ました。これは「頻繁に白髪染めをする必要があるけど、ヘアサロンはお財布に厳しい」という声に原因を見ることができそうです。 5位の「自宅でマッサージ」17.0%は若い年代で高い傾向がありますが、悩み別に見た場合、薄毛に悩む女性の34.4%、抜け毛に悩む女性の22.6%が「自宅マッサージ」をしていることがわかりました。「ヘアサロンでのマッサージ」も同様の傾向が見られました。 ■髪の悩みをきかせて! 悩み別に生の声をお届けします。 白髪 白髪がところどころなので、その一本を染めるわけにはいかなくて、白く目立つ。(東京都 30代後半) 白髪を染めてもすぐに伸びるため染めるのが大変。(長野県 30代後半) 鏡を見ながら必死に切っているのですが、後ろの白髪が切れない。(愛知県 40代前半) 白髪が気になってカラーにいくが、新しく生えてくる短い髪が白髪なので短くぴょこんとたった感じになる。カラーは2ケ月ほどしか持たないので美容院代もかかるので家計的にも困っている。(京都府 40代前半) 2週間に一度は染めないと、根元の白髪が目立ってきてしまうので、それが一苦労です。(千葉県 40代後半) カラーリングをすると髪がパサつくこと。でも白髪が気になるので、カラーせずにはいられないこと。(埼玉県 40代後半) どんどん増える白髪。(北海道 50代前半) 頭皮が弱いため定期的にサロンでヘアカラーできない。(新潟県 50代前半) 流行のためか、「黒」に染める白髪染めの種類が少ない。(岡山県 50代後半) パサつき 浮き毛がひどい。(奈良県 20代前半) 雨の日など、髪がまとまらない。すぐにひろがってしまう。(東京都20代後半) 美容室でカラーの際にブリーチを毛先にされてから毛先がバサバサに傷んでしまった。(長野県20代後半) 結んで時間が経つとチリチリした髪の毛が出てきてしまう。(東京都 30代前半) 夏場は汗を掻くと爆発するので、まとめ髪にするしかない。(新潟県 30代後半) パサつきやすく、くせがあるので短くするとふくらんでしまう。(広島県 40代前半) 湿気が多い日には、広がるしうねってしまいます。整髪料を付けるとかえってパサパサになってしまう。(兵庫県 40代前半) うねり パーマをかけてもすぐクセが出てきてセットしづらい。(兵庫県 20代後半) 毛先にパーマをかけるときに、クセ毛なので根本はストレートをかけないといけない。(島根県 30代前半) 今の梅雨時期は天パのグルグルが大暴れ!結んでもピンでとめても湿気ではねてしまいます。(広島県 30代前半) 梅雨時の髪の広がりとくせ毛で、手入れしようがなく一日の気持ちが下がる。(大阪府 30代後半) パーマをしても、自宅でうまくまとめられない。湿気で髪がうねる。(長野県40代前半) 年齢とともにクセ毛のようにはねるようになった。(三重県 50代前半) 抜け毛 子どもを出産してからとゆうもの髪が抜ける抜ける!そのおかげで排水口はすぐに詰まるし、フローリングには抜け毛が落ちてるし汚い!(茨城県 20代後半) 授乳中なので抜け毛が多く、ハリやコシがない。(東京都 30代前半) 出産後にごっそりと髪が抜け続けて怖いです。(佐賀県 30代後半) 白いフローリングに、黒く長い髪の毛がいつも落ちている。(神奈川県 30代後半) 手櫛をしただけで、かなり髪がぬけます。(大分県 40代前半) 2年前ほどから急に抜け毛が増えて、髪の量が少なくなってしまった。育毛剤を使っているけど効果は? このまま抜け続けるとどうなるのか心配。(神奈川県 50代前半) ハリやコシがない すぐにペシャっとなってしまうのでスタイリングが長続きしない。(東京都 30代前半) 年齢とともに、頭頂部がぺったんこになってきて悩んでいます。ドライヤーやブラシで頑張ってもふわっとなりません。(愛知県 30代後半) ハリやコシがないので貧相に見える。(北海道 40代後半) 白髪はヘアカラーでかいけつできますが、コシ・ハリのない髪のため、少ない毛がますます少なく見えます。(大阪府 70代) うす毛 分け目が目立つようになってきたのでヘアスタイルを決めるのが大変。(神奈川県 30代後半)薄毛で、髪をまとめるとベタんこになり、なんか貧乏臭くて悩んでいます。(東京都 30代後半) ・長年分け目を変えてないせいか、分け目のところが、薄くなってきた気がします。特につむじと前髪らへん。白髪は染めてごまかせるけど、薄いのはどうしたらよいのか。(千葉県 40代前半) 抜け毛が生えてこなくなった。(広島県 40代前半) 年とともにてっぺんにふくらみがなくなりました。髪が細くなり、薄くなったなあとひそかに悩んでいますが、電車や街ゆく女性を見ると、けっこう薄毛の方が多いので女性全般の悩みだと感じます。(神奈川県 40代後半) 白髪にならず、はげていくのではないかと不安。(東京都 50代前半) その他 多くて乾かすのに時間がかかる。(沖縄県 30代前半) フケが多くて、対策に困っている。(神奈川県 30代前半) 髪質が固いせいか、伸びはじめの頃に耳周りの柔らかい皮膚に当たってちくちくしてアトピーを起こすことがある。(長野県 30代前半)髪を洗っているがふけが出る(神奈川県 50代後半) パーマがあたりづらい髪質のようで、色々な髪型が楽しめない。(岡山県 20代後半) 頭皮が弱いのか、ドラッグストアなどで購入できる白髪染めを使うとかぶれます。(熊本県 40代前半) ■もし理想の髪質なら、どんな髪型にしたい? アンケートの回答内容を見ていると、多くの女性が自分の髪に満足していないことが分かりました。 あと少し髪が多かったら、あと少し髪が柔らかかったら、あと少しハリがあれば……。そんな声が聞こえてきそうです。 若い女性ほどロング志向が高く、年齢が上がるにつれ、ショート志向が高くなります。それでもやはり、ミディアム以上を理想とする声が6割以上。 髪も体の一部。今の季節は紫外線で痛んでしまうので、しっかり紫外線対策をしていきましょう! ■調査概要 【調査期間】 2013年 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国300名 女性 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 女性406人アンケート調査結果 子育てに関するアンケート | 女性トレンド総研HERSTORY

    共働き家庭「家事育児は8割妻、2割夫」 家庭支援ビジネスを掘り 起こせ! 2022年子育てに関するアンケート 調査結果無料ダウンロード ■調査期間:2022年4月28日 ~2022年5月8日 ■調査方法:WEB調査 ■対象:高校生以下のお子さまがいる女性406人 10代(15歳以上)、20代、30代、40代、50代、60代以上 ■調査会社:株式会社ハーストーリィ -------------- 【調査カテゴリ】 女性インサイト、女性意識調査、女性購買行動、女性ペルソナ、家庭支援ビジネス 女性406人アンケート調査結果 子育てに関するアンケート https://f85fbdd5-33f5-4ff4-a9ef-0df65dd85f71.usrfiles.com/ugd/cb9aa1_e9ab34d2c07f4ecb8ffe305c8d800723.pdf * は必須事項です 氏名 * メールアドレス * 電話番号 * 会社名 * 業界 * ご選択ください 役職 * ご選択ください 部署名 具体的な悩みがあればご記入ください HERSTORYを 知ったきっかけ * ご選択ください 個人情報保護方針に同意します。 個人情報保護方針はこちら 送信 お問い合わせ CONTACT 資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

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